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グレート・バリア・リーフが2034年に消滅の危機?:豪調査結果

Sophokles

2016/05/02(最終更新日:2020/01/23)


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flickr/Robert Linsdell

オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯、グレート・バリア・リーフが、2030年代にはなくなっているかもしれない——こんな調査結果が、オーストラリア政府の研究機関から発表された

海水温度が近年急上昇

海洋生物の宝庫であり世界遺産にも指定されているグレート・バリア・リーフは、地球温暖化の影響ですでに多くのダメージを受けている。オーストラリアの政府機関であるオーストラリア研究会議(Australian Research Council)の発表によれば、近年、そのダメージの範囲が急激に広がっているとのこと。具体的な原因は、海水温度の顕著な上昇だ。

今年3月は異常高温

グレート・バリア・リーフの海水温度は、今年3月に過去最高を記録した。その上昇幅も過去最高で、摂氏1度。1度と聞くと大したことはないように思えるが、それだけで多くのサンゴは白化してしまい、生態系全体がダメージを受ける。

2034年頃には消滅の危機

オーストラリア研究会議の研究者たちは、これまでの気象変動の記録から、このような極端な海水温度上昇が2年に1度起こるだろうと考えている。「こうした極端な海水温度の上昇は、2030年代には普通のことになっているでしょう。そうなると、グレート・バリア・リーフの生態系には、非常に大きなストレスがかかることになる」とオーストラリア研究会議のアンドリュー・キング氏は言う。そしてコンピュータでシミュレーションしたところ、2034年頃にはグレート・バリア・リーフのほとんどが消えるという、ショッキングな結果が出た。「7大世界驚異の1つでもあるグレート・バリア・リーフを、我々は守らなければならない。そのために、現在、より詳細な解析を進めています」とキング氏は言う。

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