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文科省、基準を満たす全希望者への「無利子奨学金」貸与を目指す

長澤まき

2016/08/26(最終更新日:2020/01/23)


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希望する全ての学生が「無利子奨学金」を借りられるようになるかもしれない。

文科省が方針を固める

文部科学省が大学進学者への「無利子奨学金」を約2万4千人分増やし、基準を満たす希望者全員への貸与を目指す方針を決めたという。2017年度予算の概算要求に必要経費を計上する。

基準を満たす2万4千人を無利子へ

現在、無利子奨学金を受けている学生は約47万4000人、有利子奨学金を受けている学生は約84万4千人いる。奨学金を希望する学生の増加に伴って、有利子奨学金を借りる学生が増加。
「文部科学省」資料

文部科学省」資料

およそ2万4千人の学生が基準を満たしているにも関わらず、予算不足で無利子奨学金を借りることができないでいる。

成績基準も緩和へ

文科省はこの2万4千人を含めた約49万9000人の無利子奨学金の必要経費を、2017年度の概算要求に計上。また、保護者の所得が低い学生について、無利子奨学金の貸与基準となっている「高校成績が3.5以上」という設定を緩和する方針だという。

利息が100万円近くなることも

文科省の資料によると、有利子奨学金の利息は最も多いのが60万9千円。貸与額などによっては利息が99万9千円になることもあるという。文科省は意欲と能力がある学生が経済的な理由で進学を諦めることが無いような環境整備を目指して、奨学金の「有利子から無利子へ」の流れ加速に取り組んでいる。

ネット上の反響はさまざま

基準を満たす全員への「無利子奨学金」貸与を目指すという文科省方針を受けて、ネット上には反響が続々。
  • すばらしい前進
  • これが奨学金のあるべき姿
  • 学力とやる気のある子が進学し易くなるのは良い事
  • ほんと助かる
  • これから学び出す人が羨ましい限り
  • 学費が高いことがなぜ批判されないのか?
  • 素直に学費無償化にして 大学卒業を難しくすればいい
賞賛する声や喜ぶ声が多いが、「そもそも、奨学金をもらわないと大学に行けない状況を改善すべきでは?」という指摘もあった。

教育費、全て国公立でも約800万円

大学の授業料は年々引き上げられており、大学卒業までにかかる平均的な教育費(下宿費などは除く)は全て国公立でも約800万円。しかし、平均給与は年々減少傾向。
「文部科学省」資料

文部科学省」資料

家計だけでは大学に進学させることが難しいという家庭も多く、大学生の2人に1人が「奨学金」を利用している。

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