HOMEトレンドニュース 命名「カムイサウルス・ジャポニクス」。北海道の恐竜化石が新種と判明、学名決まる

命名「カムイサウルス・ジャポニクス」。北海道の恐竜化石が新種と判明、学名決まる

長澤まき

2019/09/06(最終更新日:2019/09/06)


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出典元:北海道大学プレスリリース/海岸に棲むカムイサウルスの復元画

北海道胆振東部地震から1年目を迎える本日、地震で被災した北海道むかわ町に関する明るいニュースが届いた。地元の穂別博物館と北海道大学、筑波大学は9月6日、北海道むかわ町穂別で発見された恐竜全身骨格(通称:むかわ竜)が新属新種だと判明し、「カムイサウルス・ジャポニクス(Kamuysaurus japonicus)」という学名を命名したと発表した。「日本の竜の神(日本の神トカゲ)」という意味だという。

2013年に発見、全長8メートル

むかわ竜は、むかわ町穂別に分布する上部白亜系函淵層の海成層(約7200万年前の外側陸棚堆積物)で発見された国内最大の恐竜全身骨格。2013年7月に尻尾化石が確認された後、2014年と2015年の夏に大規模な発掘が行われ、全長8メートルの大型恐竜の全身骨格が発見された。組織学研究の結果、年齢9歳以上の成体で、体長8メートル、体重4〜5.3トンの恐竜であることが判明したという。
出典元:北海道大学プレスリリース

出典元:北海道大学プレスリリース

出典元:北海道大学プレスリリース

出典元:北海道大学プレスリリース

他の恐竜にみられない3つの特徴

「方形骨にある方形頬骨が入るくぼみの位置が低い」「上角骨の上に伸びる突起が短い」「第6〜12胴椎骨の神経弓が前方に傾いている」という他の恐竜に見られない固有の特徴を有し、さらにユニークな13の特徴のコンビネーションを持つことから、新しい恐竜だと判明。系統解析の結果、ハドロサウルス科ハドロサウルス亜科エドモントサウルス族に属し、ロシアのケルベロサウルスと中国のライヤンゴサウルスに近縁な恐竜であることが分かったという。頭の骨(前頭骨)に鼻骨が関節する大きな面が保存されており、その形状が頭に平たいトサカを持つブラキロフォサウルスに類似していることから、カムイサウルスにもトサカがあった可能性が考えられるという。
出典元:北海道大学プレスリリース

出典元:北海道大学プレスリリース

むかわ竜の学名発表を受けて、ネット上には「カッコいい名前」「完全な形で見つかった奇跡のパーフェクト化石にふさわしい」「学名にアイヌ語が入るのもグッとくる」「北海道地震からの復興のシンボルになってほしいですね」といったコメントが寄せられている。

上野で開催の「恐竜博2019」で展示中

カムイサウルスの全身実物化石と全身復元骨格は現在、東京・上野の国立科学博物館で開催されている「恐竜博2019」にて展示されている。恐竜博2019の公式Twitterによると、本日から展示も「むかわ竜」から「カムイサウルス」に変わったそうだ。

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