HOMEトレンドニュース ケーブルテレビを活用し東京と福岡で「家庭のテレビを使ったオンライン診療」の実証実験へ│J:COM

ケーブルテレビを活用し東京と福岡で「家庭のテレビを使ったオンライン診療」の実証実験へ│J:COM

長澤まき

2019/08/04(最終更新日:2019/08/02)


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イメージ画像/Adobe Stock

ジュピターテレコム(J:COM、東京都千代田区)は9月から、家庭のテレビを活用した遠隔医療の実証実験を、福岡市と東京都足立区・葛飾区・練馬区で実施する。ケーブルテレビのインフラを使用して、患者の家庭のテレビ画面でのオンライン診療を検証する、国内で初めての実証実験だという。

診察や服薬指導、医療機関の予約など

日本は超高齢化社会を迎え、慢性疾患患者の増加や医師の地域偏在、介護負担の増加などの社会問題が深刻化。ICTを活用した遠隔医療への期待が高まっている。2018年4月には、国がオンライン診療に関する診療報酬を新設した。高齢者の中にはスマホの操作に慣れていない人も多いため、利用できるデバイスの拡大やサポート体制の構築も急がれている。同実証実験は、J:COMが開発する遠隔医療システム(オンライン診療アプリ)と、国内主要オンライン診療サービスであるインテグリティ・ヘルスケアの「YaDoc (ヤードック)」とMICINの「curon(クロン)」をシステム連携。慢性疾患を抱える60歳以上の患者を対象に、家庭のテレビ画面上でのビデオ通話による診察や服薬指導、医療機関の予約や問診などを行い、テレビ画面での高齢者向け遠隔医療の有用性を検証する。地域密着を経営方針とするケーブルテレビ事業者としての実績とノウハウを生かし、同社スタッフが患者宅を訪問し、機器設置や初期設定、操作説明など、利用を継続的にサポートする。
J:COM

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実験は厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」に基づき、通信の暗号化を実施し高いセキュリティのもとで運用する。約551万世帯が加入するケーブルテレビのインフラを活用して総合ヘルスケアサービスの提供を検討し、2021年度の商用化を目指すそう。将来は同社の地域拠点において、スタッフがシステム導入や利用サポートを行うことで、高血圧や糖尿病などの慢性疾患を抱える患者が、家庭でICT機器を使用して健康を管理し、医療機関や薬局へ簡単にアクセスできる仕組みを構築していく予定だという。

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