HOME特集 「心臓マッサージの手順を書いた手袋」が発売!いざという時に行動を後押し、青森のデザイナーが考案

「心臓マッサージの手順を書いた手袋」が発売!いざという時に行動を後押し、青森のデザイナーが考案

長澤まき

2019/06/05(最終更新日:2019/06/04)


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出典元:QQGLOVEホームページ

心肺蘇生法の手順が印刷された手袋「QQGLOVE(キューキューグラブ)」について、考案者に取材した。

心肺蘇生の手順が印刷された手袋

青森県八戸市の広告デザイナー・目代(めだい)靖子さんが考案した心肺蘇生法補助手袋「QQGLOVE(キューキューグラブ)」が、6月1日に発売された。一般市民の手によって、迅速で正しい心肺蘇生法(心臓マッサージ)を行えるよう、心肺蘇生法の手順やコツが印刷された手袋。大切な家族や友人、隣人が突然倒れた時など、いざ緊急事態に遭遇した際に、目の前の命を救いたいという思いから生まれたという。
出典元:QQGLOVEホームページ

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手元を見たままスムーズに胸骨圧迫

手袋に胸骨圧迫(心臓マッサージ)の手順が記載してあるので、手元をみたまま円滑な処置が可能に。左手側には安全確認や呼びかけなどの事前準備が、右手側には胸骨圧迫する際の順序やコツなどが記載されている。左右逆に着用しても使用できる。
出典元:QQGLOVEホームページ

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いざという時に実際に使用することはもちろん、学校や職場などの講習会等で活用して、自宅に持ち帰って復習することもできる。

自身の不安・自信のなさを元に発案

同商品を考案した目代靖子さんに話を聞いた。-----いつ・どのような経緯で発案したのですか?
この手袋を思いついたのは2017年9月。東日本大震災を経験し、昨今の自然災害にも不安を感じつつ、自分自身が緊急時への備えが足りていないと常々感じていました。ある日、たまたま心肺蘇生法を推進するテレビCMで、手と手を組み合わせて胸を押しているシーンを目にし、「手順が書いてあればいいのにな」と思いつきました。覚えることも忘れないでいることも自信がないからこそ、思いつきました。
-----アイテムとして「手袋」に目を付けた理由は?
手袋であれば衛生的に、かつ、手元を見たまま胸骨圧迫が施せるので、合理的なのではないかと思いました。携帯やガイドブックを見ながらよりも、目線を移動せず集中できるのではないかと。それから、手袋という製品であることで、啓発チラシなど紙の配布物より、捨てられずに保管してもらえるのではないかと考えました。
出典元:QQGLOVEホームページ

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分かりやすさを重視しピクトグラムに

商品化にあたっては、まず地元の産業支援を行っている八戸インテリジェントプラザの弁理士に相談し、特許を出願。その後、医療関係者や企業を紹介してもらい、たくさんの人々の支援や協力を得て形になったという。
目代さんは商品のFacebookにて、商品誕生までのストーリーを紹介した4コマ漫画を公開している。-----開発にあたって、こだわった点は?
当初は、胸骨圧迫する胸の場所や手の組み方などをイラストで図解して表記しておりましたが、誰でもわかりやすくするためピクトグラムに変更しました。手袋本体にはあくまで要点を記載しているので、詳細はパッケージの内側に解説してあります。それから覚えやすく親しみを持ってもらえるネーミングを、と考えている際に、手袋(glove)にLOVEが入っていることに気づき、愛を持って救命に取り組んで欲しいという願いをこめ、「QQGLOVE(キューキューグラブ)」と名付けました。
出典元:QQGLOVEホームページ

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行動の後押しができる商品でありたい

-----商品はどこで販売していますか?
主にサイトからご購入いただけます。
-----今後の展開予定は?
救命に関連するイベント会場などで販売する可能性もあります。ノベルティとして活用していただけるよう、名入れのサービスも行っております。1名入れ+メッセージ入り、2ロゴ使用名入れ、3名入れ+写真入り、4ロゴ使用名入れ+写真入りなど、4タイプから選べます。
出典元:QQGLOVEホームページ

出典元:QQGLOVEホームページ

-----商品に込める思いを教えてください。
心停止者へ心臓マッサージを行うのと行わないのでは、救命率に約2倍の違いがあると言われています。救急車が到着するまでの一般市民による救急対応がとても大切。しかし、実際に救命の行動を実施するのは大変勇気のいることです。落ち着いて正しく救命処置ができるよう、行動のあと押しができる商品でありたいと思います。

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