HOME特集 文様と色合いで「サバ」を表現した鯖柄の生地が美しい

文様と色合いで「サバ」を表現した鯖柄の生地が美しい

長澤まき

2019/02/16(最終更新日:2019/02/15)


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HARE-ya*翠川祥子さん/Twitter

絵付け下駄などの制作を手がけるアトリエ・HARE-yaの翠川祥子さんに取材した。

「鯖柄の生地」が話題

HARE-yaの翠川祥子さん(@hare_ya)がTwitterに投稿した「鯖柄の生地」がネット上で話題になっている。文様から色合いまで鯖そのものだが、とても美しいデザインだ。翠川さんによると、この生地は手ぬぐい用として制作したものだそう。翠川さんがデザインし、染めは業者に依頼して注染という方法で染めてもらったという。これからこの生地で浴衣のサンプルを制作してみて、良さそうなら、同じデザインで浴衣の反物を制作しようかと考えているそうだ。
HARE-ya*翠川祥子さん/Twitter

HARE-ya*翠川祥子さん/Twitter

翠川さんが先日、写真と共に「鯖の浴衣をつくるよ!」とツイートしたところ、一躍話題に。「鯖だ!」「奇抜で素敵」「美しい」「良い浴衣になりそう」「帯は昆布で」「出来上がりが楽しみ」など多くのコメントが寄せられ、3日あまりで1万7000超いいね!を得ている。

気持ち悪くないバランスにこだわってデザイン

翠川さんに話を聞いた。-----「鯖柄の生地」は、どのように発案したのですか?
鯖の背の文様がキレイで、なんとか文様に出来ないかと思っていました。最初、ぽち袋の文様として作ったものがいいかんじだったので、手ぬぐい用にデザインしなおしました。
▼最初に作った「鯖のぽちぶくろ」
提供:翠川祥子さん

提供:翠川祥子さん

-----デザインするにあたって、こだわった点は?
文様の大きさです。鯖の実物大にするとリアルですが気持ち悪くもなるかなと思うので、気持ち悪くなく、かつ鯖にも見えるちょうどよいバランスにこだわりました。
-----なぜ浴衣のサンプルを制作することに?
出来上がった手ぬぐいを見て、これで浴衣を作ったら鯖になれるなーと思ったからです。魚と気がつかなければ色もキレイですし変わった柄の浴衣だなで終わるのですが、気がついたら鯖にしか見えないだろうなというのが面白いかなと思いました。
-----ネット上で大反響となっていることについて、感想をお願いします。
自分がワクワクしながらアップした画像なので、共感していただけて嬉しいです。それに、ぱっと見て鯖と分かっていただけたことも嬉しいですし、それだけ鯖がとても身近な魚なんだなということに感動しました。
▼手ぬぐい
提供:翠川祥子さん

提供:翠川祥子さん

身の回りのすべてを文様へ

翠川さんは、武蔵野美術大学造形学部の視覚伝達デザイン科を卒業。インドネシアで2年間ろうけつ染(バティック)を学んだ技術を元に、現在はHARE-yaの活動のほか、型染めによる挿画なども手掛けているそうだ。主に制作しているのは絵付けを施した下駄で、その合間に手ぬぐいなどの布モノを制作しているという。-----これまでに、どのような作品を制作しましたか?【下駄】
提供:翠川祥子さん

提供:翠川祥子さん

【太刀魚の手ぬぐい】
太刀魚が大好きなので、大きな太刀魚を1匹どーんとデザインしました。
提供:翠川祥子さん

提供:翠川祥子さん

【蛸の手ぬぐい】
とにかく蛸の吸盤を見せたくてデザインしました。
提供:翠川祥子さん

提供:翠川祥子さん

-----創作活動に込める思いを教えてください。
身の回りにあるものすべてを文様に出来るようになりたいと思いながら制作しています。

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