HOMEライフスタイル 岐阜・白川郷がライトアップ鑑賞を完全予約制に。村民と観光客から好評博す

岐阜・白川郷がライトアップ鑑賞を完全予約制に。村民と観光客から好評博す

長澤まき

2019/01/24(最終更新日:2020/01/27)


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出典:白川郷観光協会プレスリリース(提供:写真家チウ シャオユアン)

岐阜県白川村の白川郷観光協会と、提携する同県飛騨市の旅行会社・旅ジョブは、1月14日と20日に毎年恒例の「白川郷のライトアップイベント」を初めて完全予約制を実施し、大きなトラブルなく無事に終了したと発表した。観光公害の一種で、訪問者が増えすぎる「オーバーツーリズム問題」を解決する新たな糸口となると自信を深めている。

2019年から完全予約制に

白川郷観光協会は2019年1月から、ライトアップイベントへの参加に完全予約制を導入した。イベントを始めた33年前は豪雪地帯で交通も便も悪い冬の白川村に来る観光客はかなり少なかったというが、近年は国内外から多くの見物客が訪れる大人気イベントに。住民600人弱の地域に7000~8000人もの観光客が一気に押し寄せ、混雑や交通渋滞、違法駐車、ゴミ・トイレ問題、住民とのトラブル、景観破壊など多くの問題が発生していた。ライトアップ委員会は問題解決に向けて、観光業界では珍しいという完全予約制の採用を決定。対応・運営を同県飛騨市の旅ジョブに業務委託した。
出典:白川郷観光協会プレスリリース

出典:白川郷観光協会プレスリリース(写真提供: 旅ジョブ)

参加者から「美しい風景を楽しめた」という声

完全予約制は、1月14日、20日のライトアップイベントで実施。初めての取り組みに現場には緊張感が漂ったが、特に大きなトラブルなく無事に終了した。参加者からも「以前と異なり、会場内がこんなにも整然としていることには本当にびっくりした」「美しい風景を楽しめた」「スムーズに展望台に行くことができた」など、好評だったという。昨年までは交通渋滞でライトアップ当日の外出を控えていた村人の行動を抑制せずに済むようになったことや、予約制にしたことでリスクが想定できるため、村民ボランティアの数を大幅に削減できたことなど、副次的なメリットもあったそうだ。
出典:白川郷観光協会プレスリリース

出典:白川郷観光協会プレスリリース(写真提供:写真家チウ シャオユアン)

2019年のライトアップは残り4回(1月27日、2月3日・11日・17日)。白川郷観光協会のホームページで予約方法を案内している。

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