
イメージ写真/fotolia
スマホでの「スマート確定申告」開始へ
国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で2019年1月から、スマホやタブレットに最適化した見やすいデザインの画面で、いつでも、どこでも確定申告書の作成ができるようになる。e-Taxで送信すれば、源泉徴収票などの添付書類は提出不要(自宅で保管)で、申告書の控えはPDF形式でスマホに保存される。
出典:国税庁ホームページ
ID・パスワード方式が登場
e-Taxでは「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」が選べるようになる。ID・パスワード方式は「ID・パスワード方式の届出完了通知」に記載されたe-Tax用のID・パスワードを利用する方式で、マイナンバーカードとICカードリーダライタは不要。ただし、届出完了通知は税務署で署員と対面による本人確認後の発行となるので、発行希望者は本人確認書類を持って税務署に行く必要がある。
出典:e-Taxホームページ
ID・パスワード方式は暫定的な対応
国税庁のホームページによると、「ID・パスワード方式」はマイナンバーカードおよびICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応だという。国税庁はe-Taxの普及定着に取り組んでいるが、2017年度のオンライン利用率は個人が約55%、法人は80%にとどまっている。e-Taxを利用しない理由に、電子証明書(マイナンバーカード等)やICカードリーダライタを準備するのが手間という声があることから、普及までの暫定的な対応としてID・パスワードのみによるe-Taxの利用を可能とする。導入後、おおむね3年をめどに見直しを行うとしている。U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう