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パスポートの強さで「日本」が1位に
イギリスのコンサルティング会社「Henley&Partners(ヘンリー・アンド・パートナーズ)は10月9日、「パスポートの強さランキング2018」を発表した。ビザがなくても渡航できる国・地域数を基準としたランキングで、日本が世界一(190の国と地域)を獲得した。2位はシンガポール(同189)、3位はドイツ、フランス、韓国(同188)だった。Japan claims the top spot as the world’s most powerful passport — where does your passport rank? #HenleyPassportIndex #PassportPower https://t.co/FNK83V4RU6
— Henley & Partners (@HenleyPartners) 2018年10月9日
2017年の5位から急浮上
2017年の同ランキングでは、日本は5位(ビザがなくても渡航できる国と地域数は172)だった。報道発表によると、日本は2018年2月にシンガポールとともに1位に上昇。この時、2017年に1位だったドイツが2014年以来、初めて2位にランクダウンしたという。その後、日本は今月初めにミャンマーにビザなしでアクセスできるようになり、単独トップになった。
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第1号パスポートは「幕末」に発行
外務省が作成した資料によると、日本におけるパスポート(旅券)の始まりは幕末の1866(慶応2)年。第1号パスポートは、18人の曲芸団「日本帝国一座」を率いてパリ万博に向かった隅田川浪五郎氏に発行された。当時のパスポートには、氏名や出生地(本籍)の他、面や身長、眼、鼻、口などの「人相」についての項目もあり、「高キ方」「常躰」「小キ方」などの記載があったという。大正に入り旅券への「写真の貼り付け」が始まり、冊子型に移行。1926年(大正15年)に発行した旅券から「菊の紋章」が使われるようになった。1995年には「10年有効旅券」が導入され、2006年には偽変造対策がより高度な「IC旅券」を導入した。
出典:「外務省」資料
2019年から「冨嶽三十六景」デザインに
日本のパスポートは近い将来、新しいデザインに変わる見通しだ。外務省は2016年に、次期パスポートの基本デザインを葛飾北斎の「冨嶽三十六景」にすることを決定したと発表した。表紙は現在と同じだが、見開きごとに「冨嶽三十六景」の各作品を採用し、全ページ異なるデザインにするそう。偽変造対策にも有益で、2019年度中の導入を目指しているという。
出典:「外務省」報道発表

出典:「外務省」報道発表
ネット上には「もっと世界に」という声も
パスポートランキングの発表を受けて、ネット上には多くのコメントが寄せられている。日本のパスポート世界1になったらしい。世界での日本の信頼度が半端ない、嬉しいことだね。ひとまずベトナムで本場ベトナムコーヒーを飲みにいきたいっす、あとはフォー!(Pho)— Kenji Haruta 🇯🇵 (@KenjiHaruta) 2018年10月10日
英語圏に生まれなかったことが悔しくて仕方なかったけど、日本のパスポートで世界中に(190カ国)ビザなしで行けるからいいか!
— Nokaka@ごはんとにんげん (@nonoka_mon) 2018年10月11日
日本のパスポートはまじで最強みんな水戸黄門— ❁✿神出鬼没ゆに太郎✿❁ (@erago178) 2018年10月10日
世界最強のパスポートを持っている日本人、世界に出ないともったいない
— MIKOSHIBA@地球一周予備軍 (@MIKOSHIBA16) 2018年10月10日
世界のパスポートランキングNO.1とかすごい!そんな日本人だからこそもっと世界行かなくちゃ✈︎✈︎— ぴさん (@voice165) 2018年10月10日
「誇らしい結果」「日本人で良かった」など喜ぶ声や、「せっかくだから、もっと世界に出よう」といった声がある。日本のパスポート持ってるのに使わな過ぎた。これからの人生で巻き返したい。
— なつみ@YOI垢 (@na_tu_mi28) 2018年10月10日
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