HOMEライフスタイル 彫った手話は“I LOVE YOU”…お墓デザインコンテスト受賞作が発表

彫った手話は“I LOVE YOU”…お墓デザインコンテスト受賞作が発表

長澤まき

2018/07/06(最終更新日:2020/01/23)


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出典:「一般社団法人 全国優良石材店の会」Press Release

さまざまな思いが込められた「お墓」と、そのエピソードが発表された。

24年続く「お墓デザインコンテスト」

全国約300社の優良石材店グループ「一般社団法人 全国優良石材店の会」は、思いをかたちにした心打たれるデザインのお墓とエピソードを全国から公募した「第24回 想いを込めたお墓デザインコンテスト」の結果を発表した。思いを込めて建てられたお墓の写真を通じて、人が人を思う優しさや家族のぬくもりと絆を発信し、お墓の価値や大切さを再認識してほしいと、1995年から開催している。デザインだけでなく、お墓づくりへの思いやエピソードが重要な審査対象となっている。

手話でアイラブユーと刻まれたお墓

ニューデザイン大賞を受賞したのは、手話の「アイラブユー」が刻まれたお墓。聴覚が不自由な旦那様と、高校で福祉(手話)を教える奥様が協力して建立したお墓で、親指と人差し指、小指を立てた手話の「アイラブユー」のイラストをぜひ入れてほしいと本人が希望したという。奥様はアイラブユーのイラストについて、こう説明している。
これまでの普段の生活、歩んできた人生の中で、色々不自由なこと、困難など、2人で乗り越えてきた夫婦愛のマークだと思っています。
石に刻まれた「忍」という文字は旦那様の名前の一部であり、これまでの人生を2人で耐え忍んできたニュアンスも込められているという。

天使に守られて永遠の眠りに

ニューデザイン特別賞には、2点が選ばれた。1つは、白い墓石に3人の天使たちが笛や弦、ラッパを演奏する姿がレリーフされた、ヨーロッパ彫刻のように美しいデザインのお墓。応募者は「人は死んで肉体は無くなっても、魂は生き続けると思っている」と話し、こう綴っている。
天使に守られ永久の眠りにつきたいと思いいたりました。

サッカー少年だった息子のために

もう1つの特別賞は、サッカー少年だった息子さんのためにつくったサッカースタジアムのようなお墓。18歳で亡くなった息子さんは、サッカーを心から愛していたという。9歳の時に急性脳炎になり、その後遺症で9年間発作に苦しめられた。しかし、「サッカーをやめるくらいなら死んだ方がいい」と、亡くなるまで大好きなサッカーやフットサルを仲間と続けていたという。サッカーコートにスタジアム、息子さんが初めて買った星形模様のサッカーボールをデザイン。息子さんの字で書かれた「キセキ」の文字が刻まれており、息子さんが描いた虹も再現している。応募者はエピソードを次のように締めくくっている。
息子がいつまでも楽しくサッカーを続けていけるよう、このお墓をいつまでもきれいに保ち続けたいと思っています。い つかまた、息子に会えるキセキを信じて。
一般社団法人全国優良石材店のホームページ「第24回デザインコンテスト受賞のお墓」では、大賞と特別賞のほか、ニューデザイン賞を受賞した17のお墓のデザインとエピソードを紹介している。

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