HOMEライフスタイル 博多のラーメン店で国産「辛子高菜が不足」と報道、ネット上は「必需品なのに」と戸惑う声

博多のラーメン店で国産「辛子高菜が不足」と報道、ネット上は「必需品なのに」と戸惑う声

長澤まき

2018/05/30(最終更新日:2020/01/23)


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豚骨ラーメンのイメージ写真/fotolia

深刻な「辛子(からし)高菜の不足」が報じられ、戸惑う声が寄せられている。

需要拡大で「辛子高菜」が不足

福岡・博多のラーメン店で国産「辛子高菜」の争奪戦が起こっているという。日本農業新聞によると、原料である「タカナ」の国内供給量が生産者の減少や不作などで減少している一方、コンビニ各社がおにぎりの具に採用したのを機に需要が急増。福岡県のある漬物メーカーでは、10年前は300トンだった辛子高菜の販売量が現在は700トンに膨れ上がっており、これまで取り引きがなかったラーメン店からも、月に100件以上の問い合わせがあるそうだ。

パンやパスタの具にも

同紙報道によると、辛子高菜はかつて家庭用が主だったが、近年はラーメンを始めとする外食店でのトッピングや、パンやスパゲティの具材、調味料のように料理に味を加える素材など、さまざまなシーンで利用されている。ローソンが2016年に開催したおにぎりのアイデアを競うコンテスト「具-1グランプリ」で「ちりめん高菜炒飯おにぎり」がローソン賞を受賞。家庭での利用も広がっており、スーパーいなげやでは2015年に売り上げが1.5倍に急伸。レシピサイトには「辛子高菜の焼きそば」や「辛子高菜マヨパンフィリング」など、辛子高菜を使ったレシピがたくさん掲載されている。このような需要急増を受けて、辛子高菜を置けないラーメン店が次々と出ているという。

昭和34年にラーメン店に登場

豚骨ラーメンと辛子高菜の歴史は1959(昭和34)年にさかのぼる。新横浜ラーメン博物館によると、福岡県にあるラーメン店「のんき屋」が、もともと家庭用として食されてきた辛子高菜をお客さんの要望で出したのが始まりだとか。スープの味に変化をもたらしてくれる辛子高菜は次第に浸透し、今では国内外に展開している一風堂を始め、多くの博多ラーメン店に置かれている。
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辛子高菜にまつわる逸話も

数年前には、博多で評判のこだわりのラーメン屋で、客がラーメンが出てくる前に辛子高菜を食べたところ、店員が「高菜、食べてしまったんですか!?」と狼狽。「ラーメンを食べる前に高菜を食べるのは、利き酒をする前に高菜を食べるようなもの」と言って、そのお客さんにラーメンを食べさせなかったという体験談がネット上に投稿され、話題になった。

ネット上に「必需品なのに」と戸惑う声

辛子高菜不足はネット上でも話題に。戸惑う声が続々と投稿されている。

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