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市街地に「市営の書店」がオープン
八戸市は4日、市営の本屋「八戸ブックセンター」をオープンした。
八戸ブックセンター/facebook
ハンモックやドリンクホルダーを設置
ブックセンターの読書席はドリンクホルダーを設置しており、カウンターで購入したドリンクを飲みながら本を読むことが可能。なんと、アルコールも販売するという。
「八戸ブックセンター」HP
世間は出版不況
日本は近年、出版不況とも言われており、各地で店じまいする書店が相次いでいる。日本出版インフラセンターによると、2005年には1万8608店あった書店数が2015年には1万4468店に。
「書店マスタ管理センター」資料
「本のまち八戸」を目指す
産経新聞の報道によると、市はブックセンターの売り上げを2000万円と見込んでおり、毎年発生する4000万円の赤字は税金で穴埋めする方針だという。深刻な出版不況で本屋の閉店も相次ぐ中、なぜ市営の書店をオープンしたのだろうか。市ホームページには、ブックセンターについて次のようなコンセプトを書いている。八戸に「本好き」を増やし、八戸を「本のまち」にするための、あたらしい「本のある暮らしの拠点」
民間書店と競合しないように配慮
選書にあたっては、市内の民間書店と競合しないように最大限配慮。競合を避けるため、本の注文は原則として受けつけない方針だ。将来的には、年に一度本のお祭り「八戸ブックフェス」の開催や、特定の本に詳しい人を「まちのブックコンシェルジュ」として登録する仕組み、書店や図書館の在庫を横断検索できるような仕組みづくりを検討するという。U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう