HOMEライフスタイル 自転車の「出会い頭衝突」で頭に大きな損傷!JAFの検証で明らかに

自転車の「出会い頭衝突」で頭に大きな損傷!JAFの検証で明らかに

長澤まき

2016/10/17(最終更新日:2020/01/23)


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「JAF」ニュース

「自転車」事故の危険性が明らかになった。

JAFが「自転車の出会いがしら事故」を検証

JAFは14日、自転車同士の「出会いがしら事故」の検証結果を公開。ヘルメットなしの場合、ヘルメット着用時の約17倍もの危険性があることが分かった。

時速20kmで衝突した場合

8月につくば市の衝突実験場で、親子3人が乗る自転車と男性が乗る自転車との時速20kmでの出会いがしら衝突テストを実施。ちなみに、2007年に香川県で行われた自転車の速度調査によると、大人が運転する自転車の平均速度は時速14.6km。
「横浜市」資料

横浜市」資料

時速20kmというのは、少しスピードを出せば十分に到達する速度だ。

ヘルメットなしで頭に大きな衝撃

JAFの実証実験によると、時速20kmで出会いがしら衝突した際の頭部損傷基準値(HIC)をヘルメット有と無しの場合で比較したところ、次のような結果に。
「JAF」ニュース

「JAF」ニュース

ヘルメットをかぶっていない後方に座っている子供のHICが15,951と、ヘルメットをかぶっている場合の約17倍だった。

頭がい骨骨折や脳挫傷の恐れも

頭部損傷基準値(HIC)が1万5千を超えるのは、非常に高い値。幼児ではHIC570以上、成人では700以上で頭がい骨が骨折する恐れがあるとか。また、HICが700~2500になると死亡する恐れも。衝突時の揺り戻しで勢いがついて地面に頭がたたきつけられ、大きな衝撃になるケースがあるという。

脳神経外科医が注意を訴え

JAFの実験結果を受けて、帝京大学総合医療センター脳神経外科の医師は次のようにコメント。子供を乗せての運転はバランスがとりづらくて危険なので、できるだけ避けるのが賢明だとも説明した。

兵庫や大阪で「自転車保険」が義務に

自転車事故で被害者が重い障害を負った場合、莫大な賠償金が請求されることもある。高校生と24歳の会社員男性が衝突した事故では会社員男性が後遺障害1級に。損害額は1億7244万円余りになり、8900万円余が認容された。このような状況を受けて兵庫県は昨年から、自転車損害賠償保険等への加入を義務に。大阪府でも今年7月から保険への加入が義務化された。

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