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「私、愛されてる?」愛着不安が強い人はSNSのフィードバックに過敏になるとの研究結果

近藤辰也

2015/02/15(最終更新日:2015/02/14)


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flickr_All About Eve

SNSを利用している人は、周囲を見てなんとなく分かっていたことかもしれないが、米ユニオン大学の研究により、人から愛されているか不安に思っている人ほどFacebookの活用度が高く、他者からのフィードバックに過敏であることがわかった。

愛着スタイルとFacebook活用度の関係

研究チームは、約600人(18~83歳)を対象に、その人の愛着スタイル(人間関係においてどのような形で親密さを求める傾向にあるのか)とFacebookの使い方との関係を調べた。

愛着不安が強い人はFacebook活用度が高い

その結果、Facebookの活用度が高い人は2つのタイプに分かれることがわかった。1つは性格が外向的な人。もう1つのタイプは愛着不安が強い人、すなわち、自分が望んでいるほど人は自分を愛してくれていないのではないかと不安に思っている人、人から拒絶されたり見捨てられたりすることを慢性的に不安に思っている人たちだ。

他者からのフィードバックに敏感

愛着不安が強い人たちは、自分の投稿にたくさんコメントや"いいね!"がつくと気分がよくなり、自分のアクティビティにあまり注目が集まらないと気分が悪くなる。研究者によると、愛着不安が強い人たちは「自分は愛されている」という安心感を必要とするため、自分のことに関する他者の意見、すなわちフィードバックに敏感になるのだとか。

現実世界では満たされないニーズを満たしたい?

研究を率いたJoshua Hart准教授によると、これらの結果は「"現実世界では満たされない感情面や人間関係のニーズを満たすためにFacebookを利用している人もいる"という、多くの人が直感的事実として認識していることと矛盾しない」そうだ。

心理学やポップカルチャーの分野では、こうしたニーズのはけ口としてFacebookは健全なのか不健全なのか、との議論があるそうだが、それについてHart准教授は「結論はまだ出ていないが、人がソーシャルメディアに関わる原因とその結果を考察するうえで、個人の性格が重要なファクターであることをこの研究は示唆している」と述べている。

ユニオン大学の研究結果は『Personality & Individual Differences』に発表された。


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