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街のゴミがモンスターとしてよみがえる スペイン人アーチストによる、ちょっとブラックなストリートアート

近藤辰也

2013/08/25(最終更新日:2013/08/25)


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Francisco de Pájaro

スペイン出身で、今はヨーロッパ各地で活躍しているストリート・アーチスト、 Francisco de Pájaroは、アーチスト仲間の間では“Art Is Trash(アートはゴミだ)”の名で知られている。街に捨てられている様々な「ゴミ」に再び命を吹き込み、「モンスター」としてよみがえらせるのがPájaroのスタイルだ。しかし最初からこのスタイルだったわけではない。

Pájaroは元々、母国スペインで活動していたが、2006年にスペインでは通りや壁にペイントをすることが法律で禁じられ、自由な作品作りができなくなってしまった。そこで、「通りや壁でなければいいのだろう」との苦肉の解釈で、街に捨てられている「ゴミ」にペイントをするようになった。それでも、私服警官に目を付けられるため、今度は「ペイントじゃなければいいのだろう」と、ゴミに手や足をくっつけるようになった。こうして、今のスタイルが出来上がったのだが、スペインの警察は厳格で、何をやってもなかなか大目に見てくれないため、最近では他の国で活動することが多くなったそうだ。ストリート・アートはその性格上(持っていかれたり、雨風にやられたり、動物に荒らされたり)、「短命」なため、仕上げた作品は写真に撮るようにしているのだとか。

現在、ロンドンのアートギャラリー〈West Bank London Art〉で、Pájaroのストリートアートを再現した作品展が行われている。


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