
出典:公益財団法人どうぶつ基金
猫の楽園の目を覆いたくなる現実
不妊・去勢手術は、公益財団法人どうぶつ基金(本部・兵庫県芦屋市)が、島民からの「住民の高齢化で世話が難しい」といった要望や、訪れた観光客からの島の現状を危ぶむ声を受けて実施しました。同基金によると、猫の写真集やネット上の動画などで有名になった青島は「猫の楽園」として、世界中から観光客が殺到。しかし、実際には競争に負けて人間が与えるエサにありつけない猫が多く、飢えた猫に食い殺されてバラバラになった子猫の死骸など、悲惨な現実に目を覆うばかりだったと言います。これまでにも愛媛県獣医師会などがボランティアで不妊・去勢手術を施していましたが、未施術の猫の一部が繁殖を繰り返していたそうです。
出典:公益財団法人どうぶつ基金
島の猫172匹に不妊・去勢手術
青島では10月2日から、どうぶつ基金の職員やボランティアら約20人で猫の捕獲を開始。猫に不妊手術とワクチン投与、ノミダニの駆除を行いました。当初3日間の予定だったプロジェクトは、台風の影響で一昼夜に短縮。3人の獣医師が限られた時間で172頭に手術を施しました。
出典:公益財団法人どうぶつ基金
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