HOME特集 木象嵌の技法を使って表現した“スズメ”の完成度がスゴい

木象嵌の技法を使って表現した“スズメ”の完成度がスゴい

羽田 早菜

2016/05/08(最終更新日:2016/05/26)


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木象嵌の技法を使って表現した「スズメ」の完成度が凄すぎると、Twitterで話題になっています。

木から作られたリアルな「スズメ」

これは、木工作家の福田 亨(@TF_crafts)さんの作品です。
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福田さんは、木象嵌(もくぞうがん)の技法を使った「木工作品」を制作しています。木象嵌とは、さまざまな色調の木材をはめあわせて装飾などを施す技法のことです。
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寄木細工の技法のひとつでもあります。木象嵌の技法を用いて作られた「スズメ」は、今にも動き出しそうです!
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また、スズメの色は木材本来の色味を生かして表現しているんだとか。ツイートには「これ全部木だもんね。美しい」、「スゴい!!ホンモノみたいです!」、「着色していないというのが驚きです」といったコメントが寄せられていました。

立体の木象嵌作品を作りたくて…

Twitterアカウントやホームページで、緻密に表現された「木工作品」を発表している福田さん。「木工作品」は、一体どのようにして作られているのでしょうか?木工作家の福田さんへお話を伺ってみました。
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―― 「木工作品」を作ってみようと、思ったきっかけを教えていただけないでしょうか?高校が工芸科で、美術と工芸を学ぶ学校へ進学しました。高校で初めて木工を知り、家具などを中心に作品制作をするきっかけとなりました。
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―― 作品のアイデアはどのようにして生み出しているのでしょうか?立体の木象嵌作品を始める前は、家具からインテリア小物まで幅広く制作していましたが、今まで制作してきた経験を生かせないかと考えました。以前から、好きだった木象嵌を平面ではなく、立体的な作品にできないかと思い立ったところから立体木象嵌の作品が生まれました。昔から生き物が好きだったので、今までで知った木材の特性などが生きるモチーフとして色味の美しい生き物を作る事にしています。
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―― 蝶やトンボなど、制作するものによって異なるとは思いますが、作品にはどのくらいの木材が必要でしょうか?量的には小さい作品なので知れてますが、削り出す作業や木取り作業で無駄になる部分も多いです。使う木の種類は物によりますが、5~10種類程使います。―― 今まで制作した「木象嵌」の作品の中で、一番苦労した作品はどれでしょうか?どれもそれぞれ大変な所はありますが、スズメは丸っこい形状のため、そこへ隙間なく木をはめていくのは大変でした。
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また、キタテハは翅(はね)の薄さが1mmもないくらいで、その表裏に別の柄を象嵌(ぞうがん)していく作業が加わります。これは恐らく一番神経をすり減らした作業だったと思います。
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―― 「木工作品」を制作する上でのこだわりや、大切にしていることはありますか?大切にしているのは、リアルさよりも木の魅力を感じられる作品にする事です。木の質感や表情が、作品と一体化してイキイキとなるように木を使って制作する事を心がけています。
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―― ありがとうございました。木のぬくもりも感じられて、繊細で美しい作品ばかりでしたね!福田さんの「木工作品」が気になる方は、ぜひTwitterアカウントをチェックしてみてください。

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