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「愛情が伝われば、それでいい」娘の誕生日にレコードを贈り続けるお父さん

水上アユミ

2017/11/26(最終更新日:2017/11/26)


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竹田周平さん

娘の初めての誕生日にどんなプレゼントを贈るか、親ならば頭を悩ませるに違いありません。大切な人の大切な日に、自分の宝物を贈り続けるひとりのお父さんがいます。

娘にレコードを贈るお父さん

竹田周平さん

竹田周平さん

竹田周平さんは、5歳の娘・すみれちゃんに1歳の誕生日からずっとレコードをプレゼントし続けています。その理由について、竹田さんはこう話します。
いちばん僕らしい愛情表現だと思い、レコードを贈り続けています。
竹田さんは20年以上レコード収集をしているレコード・コレクター。自宅にはおよそ3000枚のレコードが壁一面に収納されています。
竹田周平さんの自宅レコード棚

竹田周平さんの自宅のレコード棚

母親は料理や誕生日ケーキを作って娘へ愛情を伝えることができますが、父親はそれが難しくて。でもお父さんもあなたのことを想っているよ、と伝えたかったんです。気持ちを伝える方法はほかにもありますが、レコードというのが僕らしいし、僕にしかできないことだと思いました。
実用性ではなく、いちばん想いが伝わる方法を考えてレコードにたどり着きました。

「SMILE」のレコードに込められた想い

娘に贈るレコードには、ある共通点があります。
娘の名前「すみれ」は英語で「SMILE」とも書けます。だから「SMILE(スマイル)」という曲が入っているレコードを贈ることに決めました。
1歳の誕生日には、チャーリー・チャップリンの「SMILE」のカバー曲が入っている、ザ・ペドラーズの「グレイテスト・ヒッツ」を贈ります。

ザ・ペドラーズの「グレイテスト・ヒッツ」

その後も、「SMILE」という曲が入ったレコードを見つけては、今後のプレゼント候補として購入し、棚に忍ばせています。
これまでにプレゼントしたレコードたち

これまでにプレゼントしたレコードたち

今は「SMILE」という曲名に絞って探していますが、他にも「すみれ」にまつわる名前のレコードがあるそうで、今後は幅広く集めたいです。
レコード探しの旅はまだまだ続きそうです。

「スマイル聴きたい…」娘のひとことに感動

5歳のすみれちゃんは、まだ幼いためレコードを渡したときは反応がなかったそう。しかし、ある日突然すみれちゃんが「スマイル聴きたい」といったのです。
その言葉を聞いたときは本当にうれしかったです。少し前に娘が同席している場で、僕が娘にレコードを贈っているということが話題になりました。きっとそのときの話を聞いていたんだと思います。
初めてすみれちゃんのために流したのは、5歳のときにプレゼントしたレコード。
流してみたもののストライクな曲ではなかったようです(笑)しっとりとした曲で、小さい娘には退屈だったのかもしれません。機会があれば、アップテンポのものなど順を追って聴かせてあげたいです。

愛情が伝われば、それでいい

竹田周平さんの娘・すみれちゃん

レコードで遊ぶすみれちゃん

すくすくと成長する娘、プレゼントしたレコードは今後彼女にとってどんな存在になるのでしょうか。
結果的には「お父さん預かってて」とか言って、僕のレコード棚に入ってるんじゃないかなと思います。将来レコードを聴ける環境があるかもわかりませんし、必ず聴いて欲しいというわけではないです。ただ写真を見返すように「こんなのもらったな」とたまに思い返してくれれば嬉しいです。娘の名前を探してプレゼントした、その愛情が伝われば、それでいいんです。
レコードをきっかけに音楽の趣味も似てきたらいいな、と淡い期待もよせているそうです。
竹田周平さん

竹田周平さん

小さな子供の誕生日プレゼントとしては珍しいレコード。そこには美しいメロディだけでなく、親の大きくて温かな愛が込められていました。

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