HOME特集 SNSで人気の保育士・てぃ先生に聞く「見逃してはいけない子供のサイン」

SNSで人気の保育士・てぃ先生に聞く「見逃してはいけない子供のサイン」

水上アユミ

2017/07/22(最終更新日:2017/07/21)


このエントリーをはてなブックマークに追加

Twitterのフォロワー40万人超え、大人気の男性保育士・てぃ先生にインタビュー。共働きの夫婦や、子供との時間がうまくとれないパパ、ママに知ってほしい「見逃してはいけない子供のサイン」を教えていただきました。

見逃してはいけない子供のサイン

①午前中ぼーっとしている②遊んでいる時に頻繁に大人の顔を見る③友達に強く当たる④パパ、ママから離れて遊ぶ⑤大人の話を聞かない

子供のサイン①午前中ぼーっとしている

dummy
てぃ先生
保育園に来てから、ぼーっと午前中を過ごす子供がいます。 その話をママに伝えると、「眠いのかな?体調が悪いのかな?」と気遣う声を聞くのですが、僕はそうではないと思います。
dummy
水上
私も、寝不足なのかなと考えてしまいました。どういった理由なのでしょうか。
dummy
てぃ先生
特に共働きの家庭でよく見られることですが、毎朝パパとママは自分たちの支度をしながら、子供の準備もしなくてはいけません。 忙しい時には、「早くご飯を食べなさい」「早く着替えなさい」と子供を急かすこともあると思います。 そういった大人のリズムに子供を巻き込むことで、子供は保育園に着く頃にはぐったりしてしまうのです。
dummy
水上
起きてから保育園に着くまで、ずっとお尻を叩かれている状態なのですね。それは疲れる……。
dummy
てぃ先生
もし子供が午前中ぼーっとするという話を聞いたら、朝の時間の使い方を見直してみてください。 子供のリズムも考えてあげることで、午前中生き生きと活動できるようになります。
 

子供のサイン②遊んでいる時に頻繁に大人の顔を見る

dummy
てぃ先生
友達と遊んでいる時や保育園で活動している時、ちらちらと先生や親の顔を見る子供がいるのですが、どんなことが隠れていると思いますか?
dummy
水上
大人の顔色を伺う……もしかして、悪いことでも企んでいるんじゃ……。
dummy
てぃ先生
いいえ、違います。大人が自分のことをちゃんと見てくれているのか、確認しているのです。
dummy
水上
確認?どうしてそんなことを?
dummy
てぃ先生
子供は愛情の欲求が満たされていないと遊べません。“自分を守ってくれる存在”を確認できないと、不安で目の前の遊びにのめり込めないのです。 たとえ同じ部屋で親子一緒の時間を過ごしても、家事やパソコン作業をしながら子供と遊んでいては、大きな安心感を与えることは難しいかもしれません。
dummy
水上
「ながら遊び」ではなく、しっかり向き合って遊んであげることが大切なのですね。ただ、毎日そのような時間を設けるのが難しいという親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
dummy
てぃ先生
1時間遊んでください、というわけではありません。極論5分でもいいので、子供と親だけの時間を毎日作ってください。そうすることで、「パパ、ママと遊んだ」と子供は認識します。
dummy
水上
時間の長さに関らず、まずは深く関わる瞬間を作ることですね。
dummy
てぃ先生
また、先ほど“顔色を伺う”という話がありましたが、顔を見る行為にはこういった側面もあります。 例えば、積み木を高く積み上げるために奮闘している子供に対して、大人が「こうやって積み上げた方がバランスをとれる」と指示をしてしまうこと、ありますよね。 そういった大人のセンスを押し付けることで、子供は行動するたびに「また何か言われるんじゃないか」と気にするようになります。
dummy
水上
自分から行動することが怖くなってしまいそう。
dummy
てぃ先生
そうです。それらが一番よく現れるのは、制作活動の時です。絵を描いたり、折り紙をおったりする際に、「これで合っているのかな」と大人の顔を見て確認します。折り紙を一折りするごとに先生に見せにくる子供もいます。そして、ちょっとでもうまくいかないとやる気が削がれてしまうのです。 完成させるという目標に向かって、自由に行動できなかった子供は、制作自体が嫌いになってしまうこともあります。
dummy
水上
子供の自由な発想や、試行錯誤した経緯を認めることが大切ですね。
 

子供のサイン③友達に強く当たってしまう

dummy
てぃ先生
これは3歳くらいまでの子供に多いサインです。主に、友達を叩いたり噛み付いたりする行為のことです。
dummy
水上
一見危ない行為に思えますが、どんな意図があるのでしょうか。
dummy
てぃ先生
3歳以下の子供は、伝えたいこと全てを言葉にすることはできません。例えば、おもちゃを取られた時に、「返して」という言葉以外にどう表現していいのかわからないのです。 そこで、体を使って感情を表した結果、叩くや噛み付くという行為になるのです。
dummy
水上
悪意のある行為ではないのですね。もし自分の子供が、誰かを叩いたり噛み付いたりした時にはどのように接すればいいですか。
dummy
てぃ先生
一番やってはいけないのが、「どうして叩くの?」と理由を聞くことです。だって、理由を言葉にできなくて、体を使ったのですから。 ですので、この場合は「おもちゃを取られて嫌だったの?」と子供の気持ちを代弁して、はいかいいえの二択で答えられる質問を投げかけます。 そうすることで、子供のモヤモヤした気持ちを吐き出すことができます。
 

子供のサイン④パパ、ママから離れて遊ぶ

dummy
てぃ先生
親から見えない場所で遊んだり、動物園であちこち走り回る姿を見て、自分の子供は落ち着きがないと思う方もいらっしゃいますが、実はポジティブなサインです。
dummy
水上
親としては、「危ない」と注意したくなりそうですが……。
dummy
てぃ先生
親から離れて関心事へまっすぐ突き進むことは、先ほど話した“自分を守ってくれる存在”をしっかりと認識できている証拠です。 ですので、親御さんは目の届かないところで子供が何をしているか不安になりますが、温かく見守りましょう。 くれぐれも「危ないからママ(パパ)の近くにいなさい」と行動範囲を狭めないようにしましょう。適度な子離れをすることが重要です。
 

子供のサイン⑤大人の話を聞かない

dummy
てぃ先生
大人の話を聞かない子供は、単純に大人の話を楽しいと思えていません。 「◯◯をやって」「△△を買って」など必要最低限の会話しかしない夫婦のもとに育ったお子様は、当然ですが大人の会話が楽しいと感じられません。 さらに、自分には「早く寝なさい」と言ってくるのですからなおさらです。
dummy
水上
確かに、一方的に言葉を投げているだけでは、会話がはずむ喜びや、言葉の裏にあることに気が付けません。大人の話を楽しいと思わせるにはどうしたらいいでしょうか。
dummy
てぃ先生
他愛もないことを日々話してみてください。例えば、お子様の小さい頃の話や職場であったことなど、些細なエピソードでいいのです。そうすることで、パパ、ママの話は面白いという記憶が積み重なり、話を聞いてくれるようになります
dummy
水上
楽しい話をするという点で、寝る前に絵本を読むという習慣は有効でしょうか。
dummy
てぃ先生
絵本の読み聞かせは、その絵本が面白いのであって、大人の話が面白いには結びつきません。ですので、大人の話を聞くこととは別です。それより、親の体験談や関心事を話してあげることが有効です。
 日頃から多くの子供と触れ合っているてぃ先生ならではの視線で、見逃してはいけない5つのサインを教えていただきました。よく見る子供の行動も、実は大きな意味のあるサインだったことに改めて気付かされました。もしこのようなサインを見つけたら、ぜひてぃ先生の教えてくれた解決策を参考にしてみてください。てぃ先生の日頃の活躍は、Twitterからご覧いただけます。

hatenaはてブ


この記事の関連キーワード