
Delaney Edwards Alwosaibi/Facebook
自閉症とともに生きる息子
ジャック・ライアンさんは、米ルイジアナ州バトンルージュで暮らす17歳の男性だ。自閉症とともに生きる彼にとっては、さまざまな商品やいろいろな人が集まるスーパーを訪れるのは簡単なことではない。時には店に入るのを諦めることもあるそうだ。父親がジャック・ライアンさんを連れて、近所の“ラウズ”を訪れた時のこと。ジャック・ライアンさんは、店員さんがしている品出しの作業に興味を持ち、「やりたい」と言い出してしまった。その言葉を聞いた店員さんの行動は、父親が予想していないものだった。一緒に品出し
ラウズの店員であるジョーダンさんは、客からの異例の要望を受け入れることにした。そのときの様子がこちらだ。ジョーダンさんから受け取った商品を、ひとつひとつ丁寧に棚に補充していくジャック・ライアンさん。手前に置いたジュースをジョーダンさんが奥に押し込むのを見て、次からは並べた後に奥に押し込んでいる。この光景は父親にも、この動画を見たジャック・ライアンさんの姉にも特別なものだった。計100万回以上も再生
動画を見て涙があふれたという、姉のデレイニーさん。7月31日には感動を共有しようと、店員さんとともにジャック・ライアンさんが品出しをする2本の動画をFacebookで公開した。「無視をしても、理由をつけて断ってもよかったのに、この店員さんは30分間も弟に寄り添ってくれたの」と、デレイニーさんはコメントしている。動画は1万6000人からのリアクションを受け、再生回数は計100万回を超えた。教師を夢に見る青年
店員のジョーダンさんは数学が好きで、将来は教師になりたいという夢があるという。夢を叶えるためにも、学校に戻るのが目標だそうだ。ジャック・ライアンさんの一家は、ジョーダンさんの夢を叶えるためにGoFundMeで寄付を募り始めた。すると、4日間で目標の10万ドル(約1113万円)を超え、3200人以上から、11万2000ドル(約1247万円)以上の寄付が集まっている。きっとジョーダンさんは、夢を叶えて立派な教師になることだろう。U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう