HOMEストーリー 「弟が欲しい」という願いを持つ子どもの願いを叶え、不妊治療の末に出産した母

「弟が欲しい」という願いを持つ子どもの願いを叶え、不妊治療の末に出産した母

JPN Manatee

2018/07/30(最終更新日:2018/07/30)


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themarottabrothers/Instagram

ミッキー君に弟が生まれた日、それは彼がずっとなりたかった“お兄ちゃん”になれた日だ。弟の誕生がいかに特別なことかは、どんな言葉よりも1枚の写真が物語ってくれている。
ミッキー君の弟が生まれた日、それは両親がやっと彼を“お兄ちゃん”にしてあげられた日でもあった。

ずっとなりたかった“お兄ちゃん”

米マサチューセッツ州で暮らすミッキー・マロッタ君は、言葉をしゃべりだしたころからずっと、「弟が欲しい」と言っていたそうだ。愛し合って結婚をして、ごく自然にミッキー君を授かった両親のジェシカさんとマイケルさんは、その夢も当然のように叶えられると思っていた。しかし、現実は違った。

2人目不妊に悩む日々

ミッキー君が3歳になり、両親も彼の願いを叶えることに。しかし、思うように妊娠ができず、時間だけが過ぎていった。「弟が欲しい」というミッキー君の無邪気な言葉が重くのしかかる。期待外れの妊娠検査薬をいくつも捨てたあと、2016年に不妊治療をスタート。その年の9月には子宮筋腫を取り除く手術を受けた。やっと妊娠検査で陽性の反応が出たのは、ミッキー君の5回目の誕生日だ。そのニュースは、マロッタ夫婦を、そしておじいちゃんおばあちゃんたちを喜ばせた。

会えなかった2人目の子

2人目の子はジェシカさんのお腹の中でクリスマスを迎え、2017年を迎えた。しかし、別れは突然やってきた。安定期直前の妊娠11週目のことだ。安定期に入ったら、周囲にそしてミッキー君に赤ちゃんができたことを伝えるつもりだったという。「たとえ生まれてきても、致命的な障害があったのかもしれません」という医師の言葉を聞いたあと、ジェシカさんはある質問を投げかけた。「赤ちゃんの性別はわかりますか?」会えなかった2人目の子は、男の子だった。その後、引越しやミッキー君の幼稚園入学など、忙しい日々が流れた。夫婦の間で話し合い、ミッキー君が「弟が欲しい」と言ったら、「その日はもしかしたら来ないかもしれない」とちゃんと説明しようと決めた。しかし、そのことを口にするのは、とても辛かったという。

再び妊娠しても不安が残った

2017年の夏が過ぎ、家族3人での生活が落ち着いたころ、再びの妊娠が判明。しかし、流産のショックはまだ生々しく、喜びすぎないようにしようと心に決めたそうだ。妊娠発覚後の7週間は出血もあり、不安が多かったがその後は安定。ミッキー君に「弟ができるよ」と報告もした。妊娠23週目。医師から告げられたのは、「5週目程度の大きさしかない」ということ。中絶の選択肢もあると説明された。しかし、マロッタ夫妻は、その小さい命を守り切ることに決めたのだ。2018年3月6日、「これ以上待つと死産の危険性がある」という医師の判断のもと、帝王切開での分娩がスタートした。

お兄ちゃんになったミッキー君

1000グラムにも満たない小さな体で生まれてきた赤ちゃんは、ジェイク・エリックと名付けられた。ミッキー君は弟と初めて会ったとき、「僕と同じ髪の色だ!」と喜んだそうだ。
しかし、新生児集中治療室に入った弟とは、思うように触れ合えない日々が続いた。医師から「赤ちゃんを胸に抱いてもいい」との許可が出たのは、生まれてから10日後のことだった。
やっと会えた弟の温もりを慈しむように、ミッキー君はその瞬間を味わった。ジェイク君が集中治療室を出たのは生後62日目のこと。その後、ミッキー君はスーパーヒーローよりも頼もしい“お兄ちゃん”であり続け、両親はその光景を記録し続けている。

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