HOMEストーリー 不要な防寒具を鉄柵に…1人の主婦が始めた「恵みのフェンス」が地域を動かす

不要な防寒具を鉄柵に…1人の主婦が始めた「恵みのフェンス」が地域を動かす

JPN Manatee

2017/11/25(最終更新日:2017/11/24)


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The Blessing Fence/Facebook

誰かにとっては「成長して着られなくなったコート」「飽きてしまった手袋」が、誰かにとっては「必要だけど手に入らないもの」かもしれない。米インディアナ州ゴーシェンには、そんな不要な冬服を“必要な誰か”に届けるフェンスが存在している。それがブレシング・フェンス(恵みのフェンス)だ。冬服をそのフェンスにかけると、必要な誰かが持っていく。やり取りは完全に匿名だ。

始めたのはひとりの主婦

ブレシング・フェンスを始めたのは、教会やNPO法人ではなく、同地で暮らす主婦のLynda Salisburyさん。ホームレスのために公園の木にスカーフを結んでいるという、ある大都市の取り組みを知り、「私の家のフェンスでもできないか」と思ったのがきっかけだという。ゴーシェンには貧しい住民も多く、真冬で氷点下になっても家族のために歩いて仕事に行く人や、歩いて学校に行く子供が多いのだという。彼女の活動を知った近隣の住民から、スカーフやコートなどの防寒具がブレシング・フェンスに持ち込まれるようになった。ひとりの主婦の行動が、コミュニティを動かしたのだ。▼当初の看板はダンボールに手書きされたもの。「ブレシング・フェンスです。必要なものがあればお持ちください」と書かれている。▼「必要なものはお持ちください。不要なものは置いて行ってね。温かさと快適さ、そして恵みとともにあらんことを」と書かれた現在の看板も寄付されたもの

動き出したコミュニティの善意

LyndaさんがFacebookにThe Blessing Fenceというアカウントを立ち上げたのは2015年1月のこと。フェンスの状況を投稿すれば、それを見た人々が足りないものを置きに来るようになったという。▼手袋が並ぶフェンス。濡れないように一組ずつジップロックに入れられていた▼持って行った人からお礼の手紙が残されていることもLyndaさんは町中に、そして他の地域にも同様の取り組みが広がるようにと願っているそうだ。

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