HOMEストーリー うらやましい?”交通事故にあっても安心な身体”のグラハム氏が奇妙過ぎる

うらやましい?”交通事故にあっても安心な身体”のグラハム氏が奇妙過ぎる

JPN Manatee

2016/07/23(最終更新日:2016/07/24)


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TACVictoria

夏の気配が強まり、開放的な気分に任せてドライブに向かう人も多いかもしれない。ついついスピードを出したくなったときに思い出してほしい人物がいる。それが彼、グラハム氏だ。https://twitter.com/TACVictoria/status/755910714582192128この奇妙な形をしたグラハム氏は、交通事故が起こっても生き延びられる身体を持った男性だ。医師や技術者の意見をもとに、豪人アーティストPatricia Piccininiさんの手で作り出された。

グラハム氏の頭部

TACVictoria/YouTube

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運転中に事故に合うと、頭の位置は止まっても脳は進行方向に向かって動き続けるのだという。そして前方の頭蓋骨に衝突した脳は、はじかれて後方の頭蓋骨にぶつかる。グラハムの脳自体は他の人と変わりないが、ダメージを吸収するために頭蓋骨はヘルメットのように大きく、その内部は髄膜や脳脊髄液によって守られている。
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さらに事故で怪我をしやすい鼻はなく、頬骨などの顔全体から首の部分にかけて分厚い脂肪で覆われており、耳は頭蓋骨に守られている。
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また、事故により大きな力が加わる首は肋骨によって守られている。
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グラハム氏の胴体

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もともとヒトには内臓を守るための肋骨がある。胴体のグロテスクなデコボコは、エアバックのような役割がプラスされているため。
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グラハム氏の足

交通事故に合うのは車を運転しているときだけではない。道を歩いているときに車にひかれることもあるが、グラハム氏はそんな事故にも耐えられる身体を持っている。
TACVictoria

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ヒザは一方向にしか曲げることができないため、衝突の衝撃を受けやすい部分でもある。グラハム氏のヒザはあらゆる方向からの衝撃に耐えられるように、もともとどんな方向にも向くようになっている。
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また、グラハム氏のふくらはぎの下につまみのようなでっぱりがあるが、これは人類がいまだに持っていない“関節”。この関節によって、車の衝突前に大きくジャンプして事故を避けることができる。

グラハム氏の肌

TACVictoria

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一見普通に見えるグラハム氏の肌も、実は現在のヒトよりもかなり分厚くなっている。表皮層と血管の走る真皮層の間に、もう一つ層がある。本来はそのさらに下の皮下組織に毛根はあるのだが、皮膚が厚すぎるせいか毛根は表皮層に存在している。これなら多少の切り傷では血が流れることはなさそうだ。

交通安全キャンペーンの一環

グラハム氏の誕生に協力した医師は、「たとえ時速25キロで事故を起こしても、受けるダメージは大きい」とコメントしている。グラハム氏のような身体を持っていない人は、交通安全を心がけた方が良さそうだ。グラハム氏は、豪ヴィクトリア州の交通安全キャンペーンの一環として製作され、8月から11月にかけて州内各地を回るそうだ。▼グラハム氏の紹介動画はこちらから

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