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これが紙なの!?動物の毛並みやヘビのウロコまで表現する切り絵作家に繊細な作業のコツを聞いてみた

沢海 輝

2016/05/13(最終更新日:2016/06/21)


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かわいらしい小動物や野性味溢れるライオンの毛並み、ヘビや魚のウロコまで精巧に表現した切り絵を制作するアーティストの魚谷彩さん。

2本の指先に乗る繊細な作品

ふわふわな毛の間から覗いた瞳がなんともかわいいこのワンちゃんは、2本の指先に収まってしまう小さな作品だ。
Aya Uotani

Aya Uotani

こちらの猫の作品は立体感を出すため、切っていないように見える白い部分にも切れ込みを入れているという。他にも“ちいさなかわいい動物”シリーズとして、熊・うさぎ・フェネックギツネなどを制作しているそう。
Aya Uotani

Aya Uotani

魚谷さんがはじめて切り絵を制作したのは中学のとき。本格的に制作を始めたのは、大学3年生のころだったとか。
細部まで行き届いた繊細で美しい切り絵を作成する魚谷さんに、作品づくりで気をつけていることやコツなどを伺ってみた。

切り出したいと思う魅力的な形

―作品のモチーフはどのようにして選んでいますか?制作時の気持ちやアイデアを形にできるモチーフを選んでいます。モチーフ中に切り出したいと思う魅力的な形があるかも選ぶポイントの1つです。

切る部分の密度の差でメリハリ

―切り絵作品を制作する際に気を使う部分は?絵の中で切る部分の密度の差に気をつけています。
Aya Uotani

Aya Uotani

切り絵は1枚の紙を切り出して制作するため、基本的に1色の作品になります。そのため、切る部分の密度が絵の中で均一になってしまうと、メリハリのない魅力に欠ける作品になってしまうからです。また、デッサンが狂っていないかも気をつけています。―細かい部分を作業する時のコツを教えてください。カッターを立てるように持って切ることが、細かい部分を切るコツだと思います。

紙の素材感を活かして制作

―制作する作品によって材料や道具などは違いますか?モチーフや表現したいことに合わせて紙の種類や厚さを変えることがあります。道具に関してはいつも同じものを使用しています。―難しい部分や工夫されている点は?私の作品は線画に思われてしまうことが多いので、紙の素材感を活かして制作しています。難しいことではありますが紙の魅力を発見できるので、本当に面白く楽しいところでもあります。
Aya Uotani

Aya Uotani

初の個展と今後の計画

今後は、現在個展で展示中の“ちいさなかわいい動物”の切り絵シリーズや、日常風景をテーマにした切り絵を制作したいと話していた魚谷さん。
Aya Uotani

Aya Uotani

魚谷さんにとって初の個展が子の星ギャラリー(代官山)で5月16日(月)まで開催。彼女の作品を間近で見ることができるという。また、作家とのコラボレーションという形で“手紙”をテーマにした切り絵の展示を6月に予定しているとのこと。気になる方は是非足を運んでみていただきたい。かわいいうさぎの切り絵作品を制作している魚谷さんの動画はこちらから▼

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