
OBAMA17
世界で最高の履歴書を持つ候補者
移民問題やテロ対策、欧州圏の弱体化など不安定な情勢を背景に、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の台頭がめざましい。有権者が「過激な選択」に走るのではないか、との危機感に駆られた市民たちは、「過激なアイデア」で戦うことを決意。「世界で最高の履歴書を持つ」オバマ氏をフランス大統領選候補に担ぎ出そうと、本気の署名運動を展開している。署名はもちろん、ウェブサイトをソーシャルメディアでシェアしたり、ポスターなどのキャンペーンキットをダウンロードして拡散するなど、草の根運動のパワーに期待。パリの街角に貼られたポスターも、米国の元大統領の立候補を呼びかける。Oui on peut ... (?) #obama2017 #streetsofparis pic.twitter.com/v6ptl9DSJB
— Romuald COUSTRE (@rcoustre) 21 février 2017
100万人の票を集めてオバマ氏を説得
目標は、3月15日までに100万人の票を集めてオバマ氏を説得すること。現在5万人近くの署名が集まったが、目標数にはほど遠い。しかし、「ある候補者を阻止するためではなく、大統領を選ぶために投票したい」と熱望する市民は諦めない。候補者の要件として必要なフランス国籍についてはどうするのか?「外国人をフランスの大統領に選出することで、世界に民主主義の範を示すことができる」とあくまでも強気の姿勢。「第25代フランス大統領バラク・オバマ」誕生の夢がどこまで膨らむか、要注目だ。U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう