HOMEライフスタイル 充電サイクルが20万回に?研究のミスから生まれた、革新的なリチウムイオン電池

充電サイクルが20万回に?研究のミスから生まれた、革新的なリチウムイオン電池

Glycine

2016/05/02(最終更新日:2020/01/23)


このエントリーをはてなブックマークに追加

University of California, Irvine

従来のリチウムイオン電池の技術は、充電サイクル7000回。ところが、20万回もの充電サイクルをサポートする革命的な電池が、PC、スマホ、電気自動車などの充電に劇的な進化をもたらすかもしれない。

最も微細なナノワイヤを保護し強化

この極めて強力な革新的な電池は、金のナノワイヤーを用いて、電池の寿命を延ばす研究を進めていたカリフォルニア大学アーバイン校の研究者のミスから生み出された。
University of California, Irvine

University of California, Irvine

これまで、アーバイン校の研究者は、超微細ナノワイヤの極端な脆弱性の問題に直面してきた。ナノワイヤは、バッテリー寿命を著しく延ばす可能性を秘めているにもかかわらず、効果的に使用する手段がなかった。

科学者=人間のミス

研究に参加した博士課程の学生、Mya Le Thaiさんが、電気分解を行った後、ナノワイヤを処理する操作中に、ゲルが手の上についてしまった。
University of California, Irvine

University of California, Irvine

すると、粘りのあるアクリル樹脂のゲルが、ナノワイヤに付着。このミスのおかげで、いったんゲルがナノワイヤに付着すれば、強度が増し、脆弱性の問題をクリアできることが明らかになった。
University of California, Irvine

University of California, Irvine

研究チームは、繊細な金のナノワイヤーを、学生の指に残ったゲルに似た媒体に封印することにした。その結果、従来のものの30倍以上の充電サイクルをサポートするバッテリーが実現できる。

充電に劇的な進化をもたらす可能性

University of California, Irvine

University of California, Irvine

コンピュータ、スマートフォン、電気自動車など、日常生活に不可欠な機器の充電に劇的な進化をもたらす可能性を秘めたこの技術は、アメリカ化学会で報告され、世界の技術・産業界から注目を浴びている。https://youtu.be/lzFzBpwl8aU

hatenaはてブ