HOMEトレンドニュース 京都府南丹市がタスク管理プラットフォームを児童虐待防止システムに活用開始、紙ベースの連絡を電子化

京都府南丹市がタスク管理プラットフォームを児童虐待防止システムに活用開始、紙ベースの連絡を電子化

Ericolatte

2019/07/08(最終更新日:2019/07/07)


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イメージ写真/Adobe Stock

京都府南丹市は7月1日から、同市における児童虐待防止のための地域連携を目的にクラウドサービスを本格的に導入する。

虐待防止に携わるチームを支援

導入するのは、東京都中央区のサイボウズ株式会社(東京都中央区)が運用する「kintone(キントーン)」。案件管理やタスク管理、問い合わせ管理など、利用者の用途に合わせ、ノンプログラミングでさまざまなアプリの作成を可能とするプラットフォームだ。同社によると、これまで全国7市で関係者同士のコミュニケーションや進捗管理といった用途で利用されていた。2018年からは虐待問題を扱う児童相談所を対象に「kintone」のクラウドサービスを5年間無料で提供する特別プランを設定。事務作業の簡素化などで、虐待防止に携わる組織・団体の連携を支援しているという。

事務作業省力化のため試験導入

今回、南丹市では市役所と一部の学校・保育所での5カ月間試験導入を経て、市の要保護児童対策地域協議会が「kintone」の本運用を開始した。同市によれば、これまでは児童に関する各機関からの報告を電話で受けて記録しており、出欠状況の確認も紙ベースで行っていたという。事務作業にかかる時間が長く、より迅速な対応をするためのシステムを探した結果、「kintone」の試用に踏み切った。

家庭訪問の記録などをタイムリーに共有

南丹市ではkintoneで、対象児童リスト、経過記録簿、定期的情報提供連絡票(出欠アプリ)の3つを制作した。出欠状況や児童の様子、家庭訪問の記録などがタイムリーに共有できるようになり、対象児童のきょうだいがいる施設や機関とも連携がとりやすくなったという。定期報告のとりまとめにかかる時間も大幅に削減し、状況把握においての取り違いや思い違いも減少したそうだ。同市は今後、顔の見える関係を大切にしつつも、時間や距離を補うツールとして、「kintone」をうまく活用していきたいとしている。
出典元:サイボウズ株式会社プレスリリース

出典元:サイボウズ株式会社プレスリリース

サイボウズによると、虐待防止のための「kintone」本運用は、南丹市が初めて。このほか埼玉県などで、現在試用段階の自治体もあるという。同社は今後、全国の自治体に虐待防止のための「kintone」運用を広げていくために、虐待防止対策や自治体事例を共有するイベントの開催も検討している。

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