HOME特集 古くさい、でもおしゃれ!マドリードの「地元のお店」の外観を集めた写真家のブログが話題

古くさい、でもおしゃれ!マドリードの「地元のお店」の外観を集めた写真家のブログが話題

Ericolatte

2019/02/03(最終更新日:2019/02/03)


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Madrid no frills

およそ2年半前に始まった、スペインのマドリード街中にある古く寂れた伝統的なバーやカフェを取材する"100 of Madrid's No-frills Bars"というプロジェクトが注目を集めている。プロジェクトは、イギリスのフォトグラファーLeah Pattemさんが企画。"No-Frills"とは、「余計なサービスを省いた」「格安の」といった意味を持つ。対象は、地元に根付いたアットホームなバーやカフェで、どれも閉店間際のお店だ。
Madrid no frills

Madrid no frills

http://madridnofrills.com/

Madrid no frills

地元活性化に貢献

Leahさんは、これまでに100以上のお店の入口や外見を撮影し、"Madrid no frills”というブログで公開している。写真はどれも芸術的で、観ているだけで楽しい気分になるが、彼女は「観て楽しむ」ためだけにこのプロジェクトを立ち上げたわけではない。彼女の取り組みは芸術の範疇を飛び越え、閉店に追いやられているお店の再建にも貢献していることで話題を集め、海外メディアにも取り上げられているほどだ。新しくてモダンなバーやカフェが次々とオープンする中、古くから地元に愛されてきた小さなお店からは客足が遠のき、閉店を余儀なくされているところが多いという状況下、このプロジェクトで紹介されたことをきっかけに、客足を取り戻すことができたというケースが後を絶たない。IRORIOは今回、地域活性化に貢献するこのプロジェクトに注目し、フォトグラファーLeah さんを取材した。
http://madridnofrills.com/

Madrid no frills

http://madridnofrills.com/

Madrid no frills

愛するマドリードという街のために

このプロジェクトは、私が知っている実際のマドリードと、ネット上に表現されているマドリードとに大きなギャップを感じたことがきっかけで約2年半前に始めました。ネット上のブログなどでは、マドリードはかっこよくて、新しくて、シックな場所として表現されているけれど、小さくて古くて慎ましく家族経営しているお店が置き去りにされているような気がしました。彼らも注目を浴びたいと思っているだろうなと。だから、私は"Madrid no frills"を立ち上げて、自分がマドリードで発見したことをシェアしたかったのです。古いからこそ美しいバー、レストラン、そして歴史と魂あふれる街並みを有する、私の愛するマドリードを世界中の人に見てほしいと思ったのです。
プロジェクトにより、お客さんを取り戻したお店も少なくない。これはプロジェクト開始前から期待していたことなのかを尋ねると、Leahさんはこう答えた。
そうです、私が望んでいたことが、プロジェクトが広がるにつれて実現化していきました。
http://madridnofrills.com/

Madrid no frills

http://madridnofrills.com/

Madrid no frills

ミッションに終わりはない

古くからある伝統的なバーやカフェを訪れ、取材し、世界に発信していくことは今後も継続していく予定です。既に数多くのお店の再建に貢献しては来ましたが、まだまだ閉店に追いやられているお店は多く存在しています。プロジェクトのミッションは達成されていませんし、おそらく永遠に達成されることはないかもしれませんが、私はマドリードの小さい片隅にある美しいものを無くさないために、フォロワーの方々のお力もいただきながら、努力を続けていこうと思います。
愛する街を活性化させたいという気持ちがかたちになり、実現化していることに対し、彼女は喜びながらも、満足はしていない。彼女の挑戦の行く末が楽しみだ。※画像はすべてLeafさんの承諾を得て掲載しています。

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