
Twitter/@BoyanSlat
オランダの発明家、Boyan Slat(@BoyanSlat)さんは弱冠23歳。
彼は14歳の時に水ロケットを同時に213本発射してギネス世界記録をマークした経歴を持っています。
Slatさんは現在、「太平洋の海にあるプラスチック廃棄物を5年で半分にする」という目標を掲げ、廃棄物を回収する機器を開発して実際に研究を始めています。きっかけは2011年にギリシャでダイビングをしていた時。思いの外、海中にプラスチックが多いことに気づき、プラスチックで汚染された海をきれいにすることに注力することを決意しました。この2年後に研究団体「The Ocean Cleanup」(@TheOceanCleanup)を設立し、海流を利用した回収システムを考えていることを「TEDx」で発表しました。こちらの図は太平洋のプラスチックゴミの量を示したものです。彼らによれば、太平洋のプラスチックゴミの質量は約80,000トンと推定されています。My speech on how we will rid the oceans of plastic https://t.co/fC4q533WuA pic.twitter.com/xHUBoycs7o
— Boyan Slat (@BoyanSlat) 2017年5月15日
In a nutshell, here are the new numbers of the Great Pacific Garbage Patch. Find out more on https://t.co/eWQgxo4ZLP pic.twitter.com/x579FmnIje— The Ocean Cleanup (@TheOceanCleanup) 2018年3月22日Slatさんは海でこれだけのゴミを見つけたことをツイッターに投稿しています。
After three years of work the results of our reconnaissance expeditions are finally out: 1.8 trillion pieces weighing 80,000 tons are currently afloat in the Great Pacific Garbage Patch. Our study in @SciReports: https://t.co/hoRXAfHBSo pic.twitter.com/2WblAdP7NF— Boyan Slat (@BoyanSlat) 2018年3月22日
最初のテストを日本で
2016年には日本で、実験用システムのテストを行い、回転する海流からゴミを回収していくことに成功しています。Slatさんは日本での研究データを使用して、プラスチックを回収するシステムを開発しました。プラスチックの収集は、海上に浮かんだ高密度ポリエチレン製のフローティングシステムが海流とともに流れてくるプラスチックをキャッチし、さらに海の生物に影響のない素材で作られたスクリーンでキャッチ、その後船で回収するという流れです。
こちらは実際に海に浮かべたフローティングシステムです。
BREAKING: The Ocean Cleanup Raises 21.7 Million USD in Donations to Start Pacific Cleanup Trials. More details: https://t.co/pXt4rjf1q0 pic.twitter.com/YXCpCK1B8Q
— The Ocean Cleanup (@TheOceanCleanup) 2017年5月3日
Countless iterations brought our technology where it is today. To succeed in our mission, we keep this open mindset https://t.co/LSKhEqOr3V pic.twitter.com/i18tNaDl0T— The Ocean Cleanup (@TheOceanCleanup) 2017年9月11日2020年に本格的な展開をすることを目標にデータの取得を開始し、2018年中盤に最初のクリーンアップシステムを開始する予定だそうです。
このシステムについて、Slatさんが解説する動画がYoutubeに投稿されていますので、チェックしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=VxMATP5oRx4U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう