HOME特集 身近な食材が“手羽先”に変身!?「手羽先型の抜き型」を作ったクリエイターに直撃した

身近な食材が“手羽先”に変身!?「手羽先型の抜き型」を作ったクリエイターに直撃した

遠藤まゆみ

2016/06/11(最終更新日:2016/06/11)


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Twitter/@T_SONOYAMA

パンを焼いたら手羽先が出来た!?

2016年5月に開催された、プロ・アマ問わずクリエイターたちがオリジナル作品を出品するアートイベント「デザインフェスティバル」(以下、デザフェス)。会場ではクリエイターの作品が販売されているため、手に入れた“戦利品”をツイッター上に投稿する人も多いのだが、中でもこのツイートが話題になった。https://twitter.com/T_SONOYAMA/status/732387918061297664
  • この食パン、手羽先にしか見えないwwwこれぞ真のアイデアだわ
  • めっちゃ手羽先だこれ
  • 手羽先の抜き型でちくわを抜いてみたいw
  • 満足感がありそうでダイエットにいいかも
  • 手羽先抜き型を作るのもすごいしトースト抜いたのも天才
この抜き型をデザフェスで販売していたのは、スズロ舎さん(@suzurosha)。手羽先の他にも、動物や人体、遺跡など、さまざまな形の抜き型を作っていて、今回のデザフェスではコアリクイやアルパカの抜き型も販売していた。
https://suzurosha.blog.fc2.com/

https://suzurosha.blog.fc2.com/

ユニークな形の抜き型を作るには、スズロ舎さん自身の発想はもちろん、日頃のツイッターユーザーとのやりとりなどからヒントを得ることもある。「手羽先は、鳥のグッズなどを販売するイベントに出展される型から『手羽先クッキーを配りたい』というお話をいただき、2015年11月のデザフェスで販売しました。『手羽先の抜き型は見たことないわ!!』と、すぐに焼き鳥の手羽先を買ってきて、観察して製作しました。ものすごく楽しかったです」(スズロ舎さん)。

抜き型の1つ1つが手作り

スズロ舎さんは普段は本業をこなしながら、抜き型を作るという日々を送っている。2012年2月頃から抜き型製作を始め、販売を開始。そもそも抜き型を作るようになったのは、思ったような抜き型が売っていなかったことがきっかけだったという。「薄い真鍮板を曲げて作り始めたのがきっかけです。学生の頃は金属工芸を専攻していたので、金属の扱いには少し慣れていました。2、3個作って満足してしばらく忘れていたのですが、何か手作りのものを作って販売してみたいなぁと思い、2012年の2月にスズロ舎を名乗って抜き型製作を始めました」作業する場所は自宅の台所のテーブル。1つの抜き型を作るのに、一通りの工程が15分程度、難しい形のものは30分程度かけているという。まずは作る形のデッサンを描いてから、シンプルな形になるようにラインを削ぎ落として、下描きを描く。この下描きをペンで清書し、そこにステンレス板を当てて、曲げて作っていく。道具はヤットコと手動曲げ器を使う。
画像提供/スズロ舎

画像提供/スズロ舎

画像提供/スズロ舎

画像提供/スズロ舎

画像提供/スズロ舎

画像提供/スズロ舎

「複数個を作る時も、抜き型の個体差に合わせていびつなラインにならないよう、ひとつづつ調整しています」(スズロ舎さん)ということなので、ほとんどがスズロ舎さんの手作業で抜き型は作られている。この抜き型がどれも柔らかなフォルムとなっているのは、手作りだからこその味わいのようだ。また、これからもラインナップを増やしていきたいとのことなので、次の機会には新しくユニークな抜き型を見ることができるかもしれない。スズロ舎さんの抜き型を手に入れるには、匣ノ匣 @enginhaconohaco (杉並区阿佐ヶ谷)の店頭、カラスノス(岐阜県岐阜市)の店頭または通販で購入できるので問い合わせが必要。また、2016年9月11日に大阪府枚方市のNote Gallery(現代美術ギャラリー)の軒先で抜き型の販売を、2016年デザフェスには「USHIQ&きらり&スズロ舎」の名称で出展予定とのこと。

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