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多様化する供養の方法
家族がこの世を去ったあと、これまではお墓に納骨し供養する方法が一般的だったが、様々な事情や考えから、納骨せずに何らかの形で遺骨を手元に置いておきたいというニーズも高まっている。こうした中、スイスの企業、アルゴダンザ社の提供する、遺骨からダイヤモンドを製作する「メモリアル・ダイヤモンド」がネット上で話題になった。
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スイスの企業が開始したサービスで、火葬後の灰や骨を超高熱/高圧で固めてジェム化。究極の形見。しかも色味が独特で美しい。 今まで自分が死んだら宇宙葬(宇宙空間に散骨)してほしいとか中学生みたいな事考えてたけど、これがいい…。 pic.twitter.com/lwehfzasm5
— あまん (@buddhobhagavan) 2016, 1月 21
へえ、1カラットクラスの綺麗な人造ダイヤが作れるようになったんだねえ。自分の遺骨がどんな色のダイヤになるのか見てみたい ^^; 源頼朝ご幼少のみぎりの髑髏みたいな(笑) HOME 【遺灰・遺骨ダイヤモンドの製作:アルゴダンザ】 https://t.co/Ffu1s1I5OO— サイエンスカフェin静岡 (@SciCafeShizuoka) 2016, 1月 22
遺骨から炭素を抽出した人工ダイヤ、宇宙葬樹木葬散骨葬などお墓を必要としない納骨方法として、今後どうなる、納骨事情。 お墓や仏壇の存在意義や家長制の崩壊により檀家として寺との付き合いも希薄になる今、葬儀の形も宗派や家に捉われないものが少しずつ増えてきたような気がする。
— 佳代 (@hazukinokurage) 2016, 1月 21
HOME 【遺灰・遺骨ダイヤモンドの製作:アルゴダンザ】 https://t.co/jxTUNVWqI1 「亡くなった方のご遺骨から抽出した成分だけを使ってメモリアル・ダイヤモンドを製作し、あなたの元にお届けします」めちゃくちゃ興奮した…墓いらないから死んだらダイヤにして— ちはや (@zzzchy) 2016, 1月 21
遺骨からダイヤモンドができる仕組みはこうだ。遺骨の中に含まれる炭素を抽出し、炭素の成分に高温・高圧をかける。するとそれらはやがて結晶化し、ダイヤモンドになる。結晶になるまでには一定の時間を要し、時間が経つほどダイヤの大きさも変化するという。
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人によって青色の濃さが違うダイヤに
「メモリアル・ダイヤモンド」を手がけるアルゴダンザ社の日本法人である、アルゴダンザ・ジャパンの代表取締役、法月雅喜さんに詳しいお話を聞いてみた。――遺骨から作ったダイヤモンドが青くなるのはなぜですか。着色するのでしょうか。お預かりしたご遺骨から抽出した成分だけで制作しており、他の炭素などは混ぜていません。ダイヤモンドが青くなるのは、天然ダイヤモンドでも同じですが「ホウ素」という元素が原因です。
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遺骨は担当者が直接引き取りに
依頼するとなった時に、少し気になるのは遺骨を届ける方法だが、アルゴダンザ社では希望すれば、自宅まで直接引き取るサービスを行っているという。――依頼された方、全員に行っているのですか?ご希望があれば全員に伺っています。遠隔地(北海道、沖縄)を除いては無料です。遠隔地の方には交通費の半分くらいのご負担をお願いしていますが、実際には95%位のケースでお伺いしています。見本として、牛の骨で作ったダイヤがあるので、その見本を見ていただきたいですし、実際に骨壺から製作に必要な量を取りわけるのには心理的に抵抗がある方も多いので、私たちが取り分けをお手伝いしています。やはり私たちが出向いて顔を見せて安心し、また安心したまま故人のお帰りを待ってもらいたいのです。会ったこともない人に大切なご遺骨を預け、前金(ダイヤ金額の半額)を払って6か月完成しない…というのは不安と言えば不安ですよね。メモリアル・ダイヤモンドは逆向きに証明が出来ません。ダイヤを調べても、それが合成ダイヤだという事は分かりますが、製作された炭素現については証明できないので、信頼の上に成り立ったサービスになります。――ありがとうございました。
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ダイヤの9割はジュエリーに
ダイヤモンドは原石のままはもちろん、リングやペンダントなどのジュエリーに加工して受け取れる。9割がジュエリー加工を希望しているそうだ。気になる価格だが、0.2c カットダイヤモンドで48万円から。ジュエリー加工費用は別途となる。遺骨がダイヤモンドという美しい姿に変わることが、大事な人を亡くした遺族の心を惹きつけるのかもしれない。これからの供養方法のスタンダードになり得るか。
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