Yasutaka Nagatakiさんの記事一覧
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「要領」を制して同期に「勝つ」――書評:『元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人』
会社でしばしば、「要領のいい」人を見かけることがある。仕事のスピードや、上司との関係構築などと、その要領の良さは様々な形で表れる。そして多くの場合、同じように要領よく出世していくのが今の社会だ。では彼らは、なぜそこまで「要領よく」やれているのか。本書『元・外資系人事部長が見た 要領よく出世する人』では、実際に出世「させ」ていた側である元外資系人事部長・村上賀厚が、要領のいい人とそうでない人の違
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「怒る」前に「深呼吸」!「デキる」男の抑制術『アンガーマネジメント入門』
最近、「パワハラ」という言葉もあるように、上司の「理不尽な」怒りが原因で職場の雰囲気が悪化してしまう事例が多い。2013年度、全国の労働局の「個別労働紛争解決制度」に寄せられた相談内容は、「パワハラ」が59,197件と、次点の「解雇」を前年度に追い越してから未だに増加傾向にある。そんな「理不尽な」社会に『アンガーマネジメント入門』を紹介しよう。この本では、パワハラの主原因とも言われる「イライラ」
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脱「コミュ障」のカギは「ゲーム感覚」 元コミュ障の教える『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』
ここ最近「コミュ障」というネットスラングが話題を呼んでいる。「コミュニケーション障害」の略で、面と向かって言葉で人とコミュニケーションをとるのが苦手な人のことを指している。言葉でのコミュニケーションが苦手であるがゆえ、会議やプレゼンの場でも自分の意見を明確に示せないことが多く、社内での評価もあまりいいものとはいえない場合が多い。そんな「コミュ障」を脱するための方法が書かれているのが、吉田尚記が書
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文章指導のプロに聞く『頭がいい人、悪い人の話し方』 正論ばかりは「嫌われる」?
高校や大学などにおいて、人の頭がいいか悪いかということは「試験」を通じて測られてきた。しかし、試験とは学校を卒業して以来無縁だ、という人も少なくないだろう。それもそのはず、大抵の場合、社会に出ると「試験」という存在は消えてしまうからである。代わりに人の良し悪しの判断材料となるのが「コミュニケーション」なのだ。『頭がいい人、悪い人の話し方』では、「頭が悪い人」の例を反面教師として、どういう話し方が
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毎日を「なんとなく」過ごしていませんか? 「自分の人生」と向き合うための教則本『人生の目的』
あなたの人生に「目的」や「意味」はあるだろうか。なんとなく1日が過ぎていき、なんとなく1週間が過ぎていく――そんな感覚の人も多い。そしてそのうちのほとんどの人が自分を「変えたい」と思っていることもまた事実である。『人生の目的』では、そんな「なんとなく」過ごしている人生を、「目的のある」「意味のある」人生へと変えていくためのメソッドが記されている。本記事でいくつか紹介していこう。人生の意味という問
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あなたは「外見」で「損」をしている?『一流の人はなぜそこまで、見た目にこだわるのか?』
自分がもしかすると、第一印象で損をしているかもしれないという風に考えた経験はあるだろうか。恐らく、大抵の人がそんな経験はない。しかし、「メラビアンの法則」に則って言えば、第一印象の55%は「視覚」で決められる。要するに、ファッション一つで、最大55%もの差異が第一印象に表れるということだ。本書では、「外見」にこだわることがビジネスマンにとってどれだけ大事であるかについてを説いている。いくら「よく
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全国の「思いが素直に伝えられない人」へ、池上彰が伝えるメッセージ。『伝える力』
自分がふと何かを思ったとき、感動するような体験をしたとき、誰かに「伝えたい」と思ったことは多いだろう。しかしそれをいざ言葉にすると、自分の思った通りに相手に伝わらないものである。こんな、自分の思いを人に伝えきれない「もどかしさ」を解決してくれるのが、池上彰の著書『伝える力』だ。池上彰と言えば、言わずと知れた名ジャーナリストである。『週刊こどもニュース』や『学べる!!ニュースショー!』などでわかる