西田宗千佳さんの記事一覧

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:アップルの今は「X」より「8」「Watch」から見えてくる

    西田宗千佳の「トレンドノート」:アップルの今は「X」より「8」「Watch」から見えてくる

    9月13日、日本でも新しいiPhoneを含む、アップルの秋の新製品が発表になった。筆者はいま、米カリフォルニア州サンノゼで、発表会の取材中だ。会場として、アップルが建設していた新キャンパス「ApplePark」にある「Steve Jobs Theater」が使われたこともあり、例年以上に楽しみにしていた取材でもあった。アップルの新製品というと、どうしても「最新・最高スペックのiPhone」に注目

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:スマートスピーカーは「音楽」で選べ

    西田宗千佳の「トレンドノート」:スマートスピーカーは「音楽」で選べ

    今年後半、必ず注目される製品群なのが「スマートスピーカー」だ。Googleが年内に、LINEが秋に発売を予定しており、他にも大手が国内に製品を出すのでは……と言われている。こうした製品の中核となっているのが「音声認識技術」。スマートフォンでも使われ、いまや当たり前のものになったが、その進化と価値の変化が様々な機器やサービスに影響し、ここから大きな変化の元になろうとしている。今の音声認識がどこまで

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:この夏はネット配信で「オリジナル作品」をイッキ見せよ

    西田宗千佳の「トレンドノート」:この夏はネット配信で「オリジナル作品」をイッキ見せよ

    そろそろ夏の長期休暇に入る、という方も多いのではないだろうか。「休暇だけれど、暑いしお金もないし……」そんなインドア派のあなたには、ネット配信でドラマやアニメの「イッキ見」がオススメだ。2年前にNetflixやAmazon Prime Videoが日本参入を果たして以降、「月額固定料金制(通称SVOD、サブスクリプション・ビデオオンデマンド)」のネット配信は、コンテンツの量と質を急速に高めている

  • 元Evernoteトップが目指す「失敗に負けない日本のスタートアップ企業」

    元Evernoteトップが目指す「失敗に負けない日本のスタートアップ企業」

    Evernoteの創業者で元同社CEOであるフィル・リービン氏が、スタートアップ企業支援スタジオである「All Turtles」社を立ち上げた。 すでにサンフランシスコで業務を開始しているが、東京にもこの秋オフィスを開設、2018年1月から、パートナーの募集を開始する。7月24日には、一部メディア関係者を集め、その事業概要を説明する場が設けられた。日本は「スタートアップ企業に厳しい国」と思われて

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:「テレビのリモコン」は本当に悪者なのか

    西田宗千佳の「トレンドノート」:「テレビのリモコン」は本当に悪者なのか

    先日、次のようなツイートがTwitter上で話題となっていた。 “AmazonFire TVのようなVOD用の機器は、リモコンが非常にシンプルだ。それに比べ、日本のテレビのリモコンはボタンがとにかく多く、問題が多い……”そのツイートの写真を見ると、確かにかなり違う。ボタンの多いリモコンはいかにも不格好に見える。しかし、「テレビのリモコン」として考えると、そう話はシンプルではない。「デジタル家電・

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:ポケモンGO 1周年 ほんとうにすごかったのはどこか

    西田宗千佳の「トレンドノート」:ポケモンGO 1周年 ほんとうにすごかったのはどこか

    7月6日、ポケモンGOがサービスを開始して1周年を迎えた。日本でのサービス開始は7月22日からだったので、体感的には少しずれているようだが、海外から始まった圧倒的な熱狂は、みなさんの記憶にも新しいことだろう。一方で、「もうポケモンGOはやっていない」という人も多いのではないだろうか。なんであんなに流行ったのか、そして、どこがすごかったのか、総括できていないところがある。そこで今回は1周年を機会に

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:iPhoneは電話会社を「無理矢理変えた」

    西田宗千佳の「トレンドノート」:iPhoneは電話会社を「無理矢理変えた」

    6月29日(アメリカ時間)、iPhoneは発売から十周年を迎えた。アップルのティム・クックCEOは、6月29日午前9時41分(アメリカ太平洋時間、日本では6月30日午前1時41分)に、自身のTwitterアカウントにて、初代iPhoneの写真を入れた記念のツイートを行っている。iPhoneとそのフォロワーであるスマートフォンはなにを変えたのか? 以前、ハードウエアの側面に注目して説明したが、今回

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:今年・来年は大豊作?「E3 2017」から見るゲーム市場の今

    西田宗千佳の「トレンドノート」:今年・来年は大豊作?「E3 2017」から見るゲーム市場の今

    6月13日(現地時間)から15日の3日間、米カリフォルニア州ロサンゼルスにて、世界最大のゲームイベント「Electronic Entertainment Expo(E3)」が開催されている。実際には、各ゲーム会社のプレスイベントが10日からスタートしているので、この1週間、ロサンゼルスのダウンタウンはゲーム業界に支配されている……というと言い過ぎだが、そのくらい、ゲーム業界関係者が多い。 その規

  • 【WWDC】西田宗千佳の「トレンドノート」:今年の秋からiPad Proがすごいぞ

    【WWDC】西田宗千佳の「トレンドノート」:今年の秋からiPad Proがすごいぞ

    6月5日(現地時間)、アップルは、米カリフォルニア州サンノゼにて、開発者会議「WWDC」を開催した。 初日に行われた基調講演では、音楽を軸にしたスマートスピーカー「HomePod」やVR対応Macなど様々な発表が行われたが、いい意味で「そこまで変わったか」という驚きを持って迎えられたのが、時期iOSである「11」と、iPadの組み合わせである。同時に発表され、日本でも来週から出荷される10.5イ

  • どんなスマホも分け隔てなく連携:Windows 10新機能から見るマイクロソフトの今

    どんなスマホも分け隔てなく連携:Windows 10新機能から見るマイクロソフトの今

    Windows 10以降、マイクロソフトは、OSの大型バージョンアップを「年に2回」と定めている。過去のような「バージョン名」を変えたバージョンアップはなくなり、同じ「Windows 10」のまま、無料で機能変更が続けられている。4月には「Creators Update」と名付けられた大型アップデートがあったが、次は秋に「Fall Creators Update」が控えている。次回のアップデート

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:Amazon Goを「見てきた」。

    西田宗千佳の「トレンドノート」:Amazon Goを「見てきた」。

    西田は現在(5月8日、現地時間)、アメリカ・シアトルに出張に来ている。目的は、マイクロソフトの開発者会議「BUILD 2017」の取材である。 だが、それだけが目的ではない。せっかくシアトルに来たのでやっておきたいことがあった。それは、米・Amazonが2016年12月に突如存在を明らかにした「実店舗」である、「Amazon Go」を見てくることだ。Amazon Goは同社の作った食品専門店で、

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:「家電メーカー」であることとはなにか

    西田宗千佳の「トレンドノート」:「家電メーカー」であることとはなにか

    家電ベンチャーのUPQが騒ぎとなっている。同社が2016年8月に発売した4K液晶ディスプレイ「Q-display4K50」「Q-display 4K50X」および「Q-display 4K65Limitedmodel 2016/17」が、販売時には「120Hz駆動」を歌いながら、実際には60Hzだったためだ。同社は購入した消費者に対し、返金や返品ではなく、Amazonの商品券2,000円を送付す

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:ヘビーなネットユーザーが熱狂する「Mastodon」とはなにか

    西田宗千佳の「トレンドノート」:ヘビーなネットユーザーが熱狂する「Mastodon」とはなにか

    4月に入って、急速に盛り上がってきたサービスに「Mastodon(マストドン)」がある。画面をみれば、どうもTwitterに近い感じを受けるし「ポストTwitter」的ないい方もされる。このサービスの本質はなにか、そして、ヘビーなネットユーザーが熱狂する理由はなにかを、まだ使ったことのない人に向けて語ってみたい。Mastodonとはなにか? Twitterと違って500文字まで書けたり、公開する

  • マイクロソフトが実現させた「ほんやくコンニャク」:AIで翻訳を攻める戦略の秘密

    マイクロソフトが実現させた「ほんやくコンニャク」:AIで翻訳を攻める戦略の秘密

    マイクロソフトは4月7日より、同社の自動翻訳機能の日本語対応を大幅に強化する。新たな翻訳エンジンの導入によって翻訳精度の大幅向上を図りつつ、日本語音声をそのまま他の国の音声へ変換する、まるで「ほんやくコンニャク」のような「Microsoft Translator ライブ機能」、すなわちリアルタイムでの翻訳機能も搭載した。個人の利用はなんと無料だ。外国語に自信がない人には大きな武器になるだろう。そ

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:潜入!世界最大のネット配信企業Netflixはこんな会社だった

    西田宗千佳の「トレンドノート」:潜入!世界最大のネット配信企業Netflixはこんな会社だった

    3月17日0時(現地時間。日本では18日16時)、NetflixはMarvelと共同で制作したオリジナルドラマシリーズ「Marvel アイアン・フィスト」の世界同時配信を開始した。これに合わせ同社は、世界中からプレスを集め、配信開始イベントと同社社内の様子を公開した。筆者もそれに参加することができたので、今回はそのレポートをお送りしたい。有料会員が9,400万人を超える、世界最大のネット配信事業

  • 【西田宗千佳連載】任天堂が「Switch」に託した「コントローラーからのゲーム機復権」

    【西田宗千佳連載】任天堂が「Switch」に託した「コントローラーからのゲーム機復権」

    3月3日、任天堂が新型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売した。筆者も発売日に購入し、遊んでいる。 日本においては、ゲームとまずスマホアプリ……という流れが強くなって、もう数年が経つ。任天堂自身もスマホゲームを出すようになっており、家庭用ゲーム機には逆風の時代にも思える。だが、任天堂はそこにあえて挑戦している。Switchからは「スマホとゲーム機の違い」を明確にし、再びゲーム機でゲー

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」|アメリカで伸びる「スマートスピーカー」ってなんだ

    西田宗千佳の「トレンドノート」|アメリカで伸びる「スマートスピーカー」ってなんだ

    2016年後半以降、アメリカで「スマートスピーカー」というジャンルの製品が急速に伸びている。ソニー家電事業のアメリカ法人である、ソニー・エレクトロニクス・インクデピュティプレジデントの奥田利文氏は「もはやアメリカの顧客は、スマートスピーカー的な機能が存在することを前提にしはじめている」と話す。そのくらい、市場で大きなインパクトを生みはじめているのだ。スマートスピーカーとはなにか? その辺は、もっ

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:日本でも衛星放送を追い立て始めた「動画配信サービス」

    西田宗千佳の「トレンドノート」:日本でも衛星放送を追い立て始めた「動画配信サービス」

    動画配信ビジネスが盛り上がっている。「地上波に比べ普及率は低く影響力は小さい」とする放送関係者がまだ多いものの、深刻な影響が出始めた分野もある。それが衛星放送だ。海外でもケーブルTVなどの有料放送と動画配信の競合が続いているが、日本ではまずスポーツを軸に、両者の競争が激化している。2月1日、衛星放送大手のスカパーJSAT(以下スカパー)は、2016年度第3四半期決算を発表した。その中で公表された

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:空間を把握する未来のスマホ「PHAB2 Pro」を体験

    西田宗千佳の「トレンドノート」:空間を把握する未来のスマホ「PHAB2 Pro」を体験

    スマートフォンやPCを次にブレイクさせるのは、「バーチャルリアリティ(VR)」や「オーグメンテッドリアリティ(AR、拡張現実)」だと言われて久しい。そうした技術が使える機器も広がって来ているが、今回紹介するのは、そんな機器の一つである。Lenovo(レノボ)が12月に発売した「PHAB2 Pro」は、AR体験に特化したスマートフォンである。若干実験的な匂いもする製品だが、それで体験できるのは現状

  • 西田宗千佳の「トレンドノート」:iPhoneの普及が「現実とコンピュータをつなぐ産業」を生んだ

    西田宗千佳の「トレンドノート」:iPhoneの普及が「現実とコンピュータをつなぐ産業」を生んだ

    1月8日は、iPhoneが発表されて10周年にあたる。アメリカで初代iPhoneが発売されたのは2007年6月のことだ。日本での発売は初代モデルではなく、第2世代である「iPhone 3G」からだから、10周年という意識は薄いかもしれない。実際、iPhoneがアメリカでも本当にブレイクしたのはiPhone 3Gからで、アプリビジネスがスタートしたのもこの時だ。2007年のうちは、iPhoneの成