西田宗千佳さんの記事一覧

  • 西田宗千佳のトレンドノート:「YouTube Music」は日本の音楽を救うのか

    西田宗千佳のトレンドノート:「YouTube Music」は日本の音楽を救うのか

    11月14日、Googleは自社の動画サービス「YouTube」のサービス拡大を日本にも適用した。具体的には、広告を排除した有料サービスである「YouTubePremium」と、YouTubeの音楽版ともいえる「YouTube Music」およびその有料版「YouTube Music Premium」をスタートしたのだ。このような施策が我々の生活にどのような影響を与えるのか、改めて解説してみよう

  • 西田宗千佳のトレンドノート:iOS 12の「ショートカット」から未来が見える

    西田宗千佳のトレンドノート:iOS 12の「ショートカット」から未来が見える

    「日常はプログラミングである」こんなことを言うと、「なに言ってるのかわからない」と思う人は多いだろう。自分がソフトウエア産業に従事していない限り、プログラミングなど縁遠いもの、と考えていないだろうか。だが間違いなく、我々の日常は「プログラミング的な行為」で満ちている。実は、この秋iOSの最新バージョン「iOS 12」に搭載された「ショートカット」という機能は、そのことを強く思い出せるものだ。そ

  • 西田宗千佳のトレンドノート:最新スマホの「カメラ」が示す、「スマホの先にある未来」

    西田宗千佳のトレンドノート:最新スマホの「カメラ」が示す、「スマホの先にある未来」

    今年もハイエンドスマホの新製品が出揃ってきた。携帯電話事業者の発表待ちだったり、一部後日の発表を予定しているメーカーもあるが、おおむね傾向はつかめる状況になったといえる。では、今年のスマホはどこがポイントなのか?それはやっぱり「カメラ」だ。でも、それはこの数年同じ傾向である。「今年のスマホはカメラがすごい」と言うフレーズは、そろそろ聞き飽きたのではないか。いや、今年はちょっと違うのだ。正確にいえ

  • 西田宗千佳のトレンドノート:厳しいが自由な会社、世界最大の映像配信企業・Netflixの働き方

    西田宗千佳のトレンドノート:厳しいが自由な会社、世界最大の映像配信企業・Netflixの働き方

    9月末、筆者は米カリフォルニア州ロスガトスにある、Netflix本社を訪れていた。Netflixは全世界で1億2000万人を超える有料会員を抱える、世界最大の映像配信事業者だ。 日本参入から3年、国内での利用者も増えてきて、先日はKDDIでの携帯電話回線契約とのバンドルプランも発表された。 オリジナルドラマ・アニメなどの制作に対する積極的な投資を行っており、「ネトフリ」の名前を聞くことも、以前

  • 西田宗千佳のトレンドノート:新iPhoneの「心臓」からアップルの未来が見える

    西田宗千佳のトレンドノート:新iPhoneの「心臓」からアップルの未来が見える

    スマホの性能は、心臓部であるSoC(システム・オン・ア・チップ。スマホや家電の処理性能を決めるコア半導体のこと)で決まる。iPhoneが新しくなれば、当然SoCも新しくなる。 今回のSoCは「A12Bionic」と名付けられている。実はこのA12 Bionic、PCなどの常識とはちょっと違う機能アップをしている。そこには、外観だけではわからない、スマホメーカーとしてのアップルの戦略がある。 A

  • 西田宗千佳のトレンドノート:Boseが狙う「3万円での睡眠改善」とは?

    西田宗千佳のトレンドノート:Boseが狙う「3万円での睡眠改善」とは?

    Boseから、「noise-maskingsleepbuds」(以下sleepbuds)という製品が発売になった(写真1)。 Boseといえば、ノイズキャンセルヘッドホン「Quiet Comfort」シリーズが有名。この製品も「ノイズ」と名前が入っているので、同じような製品だと思う人が多いようだ。 だが、sleepbudsとノイズキャンセルヘッドホンはまったく性質の違うものであり、ノイズキャン

  • 西田宗千佳のトレンドノート:YouTube見放題を投入するソフトバンクの意図と「通信料金値下げ」議論の関係

    西田宗千佳のトレンドノート:YouTube見放題を投入するソフトバンクの意図と「通信料金値下げ」議論の関係

    8月29日ソフトバンクは、携帯電話に関する新料金プランを発表した。特徴はなんといっても「カウントフリー」。 YouTubeやAbemaTVなどの動画サイト、Facebookにインスタグラム、LINEといったSNSを利用した際でも「ギガが減らない」ことにある。 折しも政府からは、「携帯電話の料金を下げよ」との声も聞こえてきている。ソフトバンクの切り出した「奇策」の狙いを考えてみよう。 「iPho

  • 西田宗千佳のトレンドノート:スマホOSが取り組む「スマホ使い過ぎ」対策

    西田宗千佳のトレンドノート:スマホOSが取り組む「スマホ使い過ぎ」対策

    我々の生活はスマートフォンと切り離せないものになっている。生活のすき間時間に入り込み、ついつい画面を見ている時間が長くなる。そんな様子から、「スマホとSNSは21世紀のタバコ」という人もいるくらいだ。そんな状況もあってか、今秋に提供が開始されるスマートフォン用の新OSでは、相次いで「スマホの利用時間管理」機能が搭載される。それらはどのようなものであり、どういう考え方に基づいているのだろうか?

  • 西田宗千佳のトレンドノート:「2年限定サマータイム」はどれだけ無駄なのか

    西田宗千佳のトレンドノート:「2年限定サマータイム」はどれだけ無駄なのか

    現在政府は、2019年、2020年の2年間のみ「サマータイム」を導入すべく、検討に入っている。理由は、2020年のオリンピックで想定される「猛暑」だ。だが、筆者はこれに断固反対する。なぜ反対なのか?それは、我々の生活を支えるITシステムの準備に、非常に大きなコストがかかるからだ。ここであらためて、「サマータイムを導入する」とはどういう意味があって、そのためにはどんな準備が必要なのかを考えてみよう

  • 西田宗千佳のトレンドノート:災害時、携帯電話事業者に求められること

    西田宗千佳のトレンドノート:災害時、携帯電話事業者に求められること

    6月28日から7月8日頃にかけて、西日本を中心に起きた水害では、多くの人々が被災した。被災した皆様には、甚大な被害を受けられた皆さまに対して、心よりお見舞いを申し上げます。水害だけでなく地震なども含めると、残念ながら、日本は「自然災害の多い国」である。今日自分は被害に遭わなかったとしても、近いうちに被災する可能性は高い。だから、「災害時、自分達はどう振る舞うべきか」「災害にはどう対処すべきか」と

  • 西田宗千佳のトレンドノート:Surface Goはなぜ「日本だけ高く感じる」のか

    西田宗千佳のトレンドノート:Surface Goはなぜ「日本だけ高く感じる」のか

    7月11日、マイクロソフトは、Surfaceシリーズの最新モデルである「SurfaceGo」を発表した。この製品は、かなり注目すべきものだ。iPadとほぼ同じ10インチディスプレイを搭載し、重量も520gとほぼ同等。それでいて、あくまで「Windows搭載PC」だ。CPU性能もストレージ容量も控えめな性能だが実用上は十分。しかも、アメリカでの販売価格は399ドルから(キーボード、ペン別売)と、か

  • 西田宗千佳のトレンドノート:ワールドカップを楽しむなら「NHKのネット配信」を使おう!

    西田宗千佳のトレンドノート:ワールドカップを楽しむなら「NHKのネット配信」を使おう!

    6月も末になり、FIFAワールドカップは予選トーナメントの終盤にさしかかっている。筆者を含むサッカーファンは毎日眠い日を過ごしているだろうし、そうでない人も、日本戦がある日はちょっと気になる……そんな毎日ではないかと思う。ワールドカップの年になると、サッカーファンは「録画」に頭を悩ませる。リアルタイムでは見られない試合、もう一度見たい試合を録画するために、レコーダーの準備をしなくてはいけないから

  • 西田宗千佳のトレンドノート:「コミュニティ」こそがゲームの命、E3 2018から見えた今のゲーム業界

    西田宗千佳のトレンドノート:「コミュニティ」こそがゲームの命、E3 2018から見えた今のゲーム業界

    今年も米・ロサンゼルスで、ゲーム関連展示会「E32018」が開催された。E3は世界最大規模のゲーム展示会だが、ここ数年、ありかたが変化してきている。今年はそれがより明確になった。業界関係者のためのイベントというよりも、ゲームファン、それもゲームを介したコミュニティを重視したイベントになっている印象が強い。ゲーム市場を支えるファン、特にアメリカのファンがどういう状況にあり、そこからゲームメーカーが

  • 西田宗千佳のトレンドノート:アップルはAIでの競争を、賢さより「自動化」「開発者との協力関係」で攻める

    西田宗千佳のトレンドノート:アップルはAIでの競争を、賢さより「自動化」「開発者との協力関係」で攻める

    6月4日から8日まで、アメリカ・サンノゼでは、アップルの年次開発者会議「WWDC」が開催されている。WWDCの基調講演では、その年の秋に無償公開される「iOS」「watchOS」「tvOS」「macOS」の最新バージョンの内容が、開発者に向けて公開される。昨年まで、WWDCの基調講演では、OSの新機能だけでなく、なにがしかの「新ハード」も発表になっていた。今年はハードの発表がないため、地味な印象

  • 西田宗千佳のトレンドノート:2つで十分…じゃない!増え続ける「スマホのカメラセンサー」事情

    西田宗千佳のトレンドノート:2つで十分…じゃない!増え続ける「スマホのカメラセンサー」事情

    スマートフォンに搭載されるカメラの数は増え続けている。今年のハイエンドスマホは2つもしくは3つのカメラを搭載するようになっている。だが、その使い方はメーカーによってまちまちであり、撮影可能な写真も異なる。「スマホに搭載されるカメラ」という観点から、今年のスマホの状況を分析してみよう。今年のスマホの中で、「カメラ」という意味で圧倒的な注目を集めているのは、ファーウェイの「HUAWEIP20 Pro

  • 西田宗千佳のトレンドノート:iPhone/iPadのARアプリは進化していた!使える・遊べるアプリ3本

    西田宗千佳のトレンドノート:iPhone/iPadのARアプリは進化していた!使える・遊べるアプリ3本

    iPhone・iPad用OSの最新版である「iOS11」には、「ARKit」という機能が搭載されている。これを使ったアプリでは、現実世界に映像をうまく重ね、現実だけでは得られない便利さや面白さを生み出せる。いわゆる「拡張現実(AR)」を実現するから「ARKit」だ。iOS11が公開されたのは昨年秋。もう半年以上が経過しているが、「使ったことないなあ」という人も少なくないと思う。では、どんなことが

  • 西田宗千佳のトレンドノート:今夏「東芝REGZA」が他社を出し抜き「新4K衛星放送推し」である理由

    西田宗千佳のトレンドノート:今夏「東芝REGZA」が他社を出し抜き「新4K衛星放送推し」である理由

    5月8日、日本国内の家電大手のうち、ソニー・パナソニック・東芝が同時に、テレビの新製品を発表した。その中で、特に注目すべき戦略に出たのが東芝である。他社に先駆けて「新BS4K放送」のチューナーを内蔵したのだ。なぜそれができたのか、そして、東芝の狙いがなにかを解説する。今期のテレビは、各社とも似たトレンドを持っている。ハイエンドは有機ELパネルを使って高色域・高コントラストを実現したモデルであり、

  • 西田宗千佳のトレンドノート:ソニー「Xperia Ear Duo」が開く「ヘッドホン大進化」の時代

    西田宗千佳のトレンドノート:ソニー「Xperia Ear Duo」が開く「ヘッドホン大進化」の時代

    現在、ヘッドホンの世界に新しい波が来ている。高音質化や無線化を軸に戦ってきたヘッドホンに、「外の音を聞く」「耳をふさがない」という要素が組み込まれてきたからだ。モバイルとリビング、両方で起きるこの変化について解説しよう。4月21日にソニーモバイルが発売する「XperiaEar Duo」(2万9800円、写真)が話題を呼んでいる。写真をご覧いただけばおわかりのように、形状はかなり変わっている。技術

  • 西田宗千佳のトレンドノート:新iPadとiPad Pro、今買うならどのiPadが正解?不正解?

    西田宗千佳のトレンドノート:新iPadとiPad Pro、今買うならどのiPadが正解?不正解?

    3月28日、アップルは、新しいiPadを発表した。今回のiPadの特徴は、「ApplePencilにも対応し、パワーアップしたのに価格は据え置き」であること。すなわち、ペンを使える、という視点で見ると、iPad Proに比べて劇的に安い製品になった、という点が注目だろう。新しいiPadは教育市場向けのイベントで発表されたが、別に「教育専用」ではない。アップル関係者は「広く、多くの人々に向けたiP

  • 西田宗千佳のトレンドノート:iPhoneなどで採用されてる新画像フォーマット「HEIF」とは?

    西田宗千佳のトレンドノート:iPhoneなどで採用されてる新画像フォーマット「HEIF」とは?

    新しい画像ファイルフォーマット「HEIF」が、今年大きく普及する。いや、実際には、スマホを使っている人の何割かは、すでに使っている。そして、2018年中には多くの人がもっているデジタル機器のほとんどで利用可能になる。アップルのiOS・GoogleのAndroid・マイクロソフトのWindowsが、揃って対応を完了するからだ。狙いは、普及しきったフォーマットである「JPEG」を置き換えることだ。今