カイケイ・ネットさんの記事一覧

  • 私たちの「老後のお金」は本当に足りないのか? 老後の収入の仕組みを考える

    私たちの「老後のお金」は本当に足りないのか? 老後の収入の仕組みを考える

    今や、日本では老若男女に関係なく老後のお金を心配している印象があります。その原因は公的年金の不安。これを解決するための少子化対策、増税などの試みはあるものの一瞬で解決できる問題でないことは誰でも分かります。そんな中、2013年の厚生労働省発表のデータによると、日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳。過去最高を更新したとのこと。ちなみに、平均寿命とは、0歳の子どもの平均余命(何年生き

  • 【会計士Xの裏帳簿】相続税増税で注目を集める「タワーマンション節税」 注意すべきポイントは

    【会計士Xの裏帳簿】相続税増税で注目を集める「タワーマンション節税」 注意すべきポイントは

    2015年から始まった相続税増税では、課税ベース拡大のほかに最高税率の引き上げも行われている。そのため、富裕層の間でも以前にも増して節税策への関心が高まっているのだ。その中で効果の極めて高い手法として注目されているのが、超高層の「タワーマンション」による節税である。超高層のタワーマンションは、階により価格に大きな差が生じる。なかでも「最上階」は眺望の面からも人気が高く、マンションの「顔」として超

  • ユニークな地方税が私たちの暮らしを支えるーー熱海市「別荘等所有税」神奈川県「水源環境保全税」など

    ユニークな地方税が私たちの暮らしを支えるーー熱海市「別荘等所有税」神奈川県「水源環境保全税」など

    前年の年末調整で所得税が還付されて喜んでいたのも束の間、確定申告の最終納付税額や、翌年度の住民税の納付額にがっかりしてしている人もいるのではないだろうか。個人に課せられる地方税でまず思いつくのは住民税だが、税収が厳しい昨今では、地方自治体の様々な税収確保への取り組みが見られる。平成12年4月に「地方分権一括法」が施行されると、国から地方への権限委譲が進められ、法定外目的税の創設が可能となった。そ

  • こんなメリットが!? 監査法人に転職するメリットとは?

    こんなメリットが!? 監査法人に転職するメリットとは?

    ひと昔前は公認会計士試験に合格したら、監査法人に就職することが当たり前だった。しかし、2007年、2008年の大量合格の影響で公認会計士試験に合格しても監査法人に就職できないという事態が発生した。そのため、多くの公認会計士試験合格者は監査法人以外に就職していたが、最近はまたひと昔前の状態に戻りつつある。一昨年、昨年の公認会計士試験合格者は希望すれば監査法人への就職ができるようになっただけでなく、

  • 【会計士Xの裏帳簿】税制改正大綱発表 どうなる中小企業税制の将来

    【会計士Xの裏帳簿】税制改正大綱発表 どうなる中小企業税制の将来

    政府は1月14日、「平成27年度税制改正の大綱」を閣議決定した。今後国会で議論が行われることとなるが、現在の衆参両院の構成を考えても、このまま成立の可能性が高いとみられるため、企業経営者、また会計人はその内容に注視している。今改正で最も注目されるのが法人税の引き下げ。税率は現行の25.5%から23.9%に、法人事業税の所得割は、現行の7.2%から6.0%に引き下げられる。それにより法人実効税率は

  • 【会計士Xの裏帳簿】「偽物」税理士増殖!? 法令遵守をビジネスチャンスに

    【会計士Xの裏帳簿】「偽物」税理士増殖!? 法令遵守をビジネスチャンスに

    申告書の作成、税務相談などは税理士のみが行うことができる独占業務。しかし、昔から税理士業界には、これらの業務を行う無資格者、いわゆる「ニセ税理士」の存在がある。ニセ税理士に関連して近年顕著になっていることに、会計ソフトの性能向上により記帳代行をする企業や団体が増えていることがある。記帳代行が以前より容易になっていることは紛れもない事実であり、それ自体は悪いことだとはいえない。しかし、記帳代行業者

  • 【会計士Xの裏帳簿】税理士事務所はなぜ「ブラック」と言われがちなのか?

    【会計士Xの裏帳簿】税理士事務所はなぜ「ブラック」と言われがちなのか?

    「ブラック企業」という言葉が一般化し、特定業種について「○○業はブラック」といった表現がよく聞かれるようになった。会計業界も時折、他業種と同様「ブラック」という汚名を着せられることがある。では、なぜこういったことが起こるのだろうか?最近「ブラック企業の見分け方」といった記事で、その特徴として「短期間で社員が辞めている」、そしてその帰結として「一年中人材募集をしている」という例が挙げられた。税理士

  • 【会計士Xの裏帳簿】ビールって何? 酒税問題から論点を探る

    【会計士Xの裏帳簿】ビールって何? 酒税問題から論点を探る

    税理士が実務であまりお目にかからず、馴染みがない税目に酒税がある。確かに、酒税について調べる必要にかられる機会はあまりない。しかし、このところ酒税、特にビールに関する気になるニュースがいくつかあり、話題に上るようになってきた。取り上げたいのは、まずビールと発泡酒、そして「第3のビール」に関する税制改正の議論。ビールは醸造酒の中で、飛び抜けて高い税率に設定されている。ビールは定義上、麦芽とホップ等

  • 日本を離れて海外で働いてみませんか? 会計・税務の専門家としてアメリカで活躍するための方法

    日本を離れて海外で働いてみませんか? 会計・税務の専門家としてアメリカで活躍するための方法

    皆さんの中には一生に一度は海外で働いてみたい、暮らしてみたいと思っている方も多いのではないだろうか。外務省の統計を見ると、海外に住む日本人の人口は年々増えており、現在は100万人を超えている。そして国別にみると圧倒的に多いのがアメリカだ。現在、40万人を超える日本人がアメリカで生活している。ただ、「海外で生活してみたい」と思ってもそう簡単にはいかないのが現実である。今回は、会計や税務の専門家とし

  • 【会計士Xの裏帳簿】新相続税制スタート間近 東京への税理士大移動が始まる?

    【会計士Xの裏帳簿】新相続税制スタート間近 東京への税理士大移動が始まる?

    来年1月からの相続税の基礎控除引き下げ、課税ベース拡大が迫ってきた。今まで、相続税の課税対象者は、相続発生全体の4%と言われていたが、改正後は6%くらいまで増加するのではないかと考えられている。会計業界で言い尽くされている話題だが、課税対象者が増えることで税理士業務が増えることは間違いない。税理士求人でも相続関連のものが増えている状況にあることは、お気づきの方が多いと思う。 しかし、ここで考え

  • 法人税を納めるべき? 審議にかけられるアマゾンの法人税逃れ問題

    法人税を納めるべき? 審議にかけられるアマゾンの法人税逃れ問題

    フランス通信社によると、今年6月フランス議会はアマゾン・ドットコムなどのインターネット小売大手が書籍を無料配送することを禁じる法案を可決した。フランスには独立系の小規模な書店が数多く、これらを保護するのが目的のようだ。アマゾン・ドットコムはこれに対抗して、送料をたったの1ユーロセント(日本円で1.3円程)にする措置を発表した。ところで、アマゾンは注文後30分で配達できる無人飛行機での配送サービス

  • 【会計士Xの裏帳簿】外国人スポーツ選手、タレントは消費税を納めていない?

    【会計士Xの裏帳簿】外国人スポーツ選手、タレントは消費税を納めていない?

    先日、会計検査院から国税庁へ、来日して日本で報酬を得る外国人のプロスポーツ選手や芸能人らが受け取った報酬に対する消費税が適正に納税されていないとの指摘があった。国際税務でよく話題になる、国家間の資本移動による租税回避ではなく、日本で活動する人の国内の課税についてすら適切に行えていない実態があるようだ。外国人が日本で収入を得た場合に課される税金として、まず所得税が挙げられる。非居住者の所得税は、報

  • 【会計士Xの裏帳簿】税理士試験合格者の転職は「半年の繁忙期」を逃さないで

    【会計士Xの裏帳簿】税理士試験合格者の転職は「半年の繁忙期」を逃さないで

    「税理士の繁忙期はいつごろですか」とよく聞かれます。この質問に対して、とりあえず答えを出すことはできるものの、私はいつも、しっかりとした実感に基づいて説明できていないのではないか、という感覚にとらわれます。最も忙しいのが、法人決算業務が集中する4月、5月であることは疑いありません。ですから、私も冒頭の質問にはこの時期を答えることが多いのですが、この回答は、一般論にあわせて「置きにいった」感じがし

  • 会計、税務のワーキングマザー。理想的な環境とは?

    会計、税務のワーキングマザー。理想的な環境とは?

    女性が働くことはもはや一般的ですが、ワーキングマザーとなると数がぐっと減ってしまいます。そこには核家族化の中で家庭と仕事を両立させる難しさがいつもつきまといます。会計や税務のプロフェッショナル職の女性たちは、お金のためだけでなく、自分のために充実感を得られる仕事を続けたいと思われている方も少なくないでしょう。しかし、ワーキングマザーには難題がたくさん。保育園への送り迎え、急な子どもの病気など職場

  • 【会計士Xの裏帳簿】顧問先に下請法の調査票が届いて考えたこと

    【会計士Xの裏帳簿】顧問先に下請法の調査票が届いて考えたこと

    消費税増税をきっかけとした不適正な下請取引を防ぐため、公正取引委員会では、下請法、また特別法である消費税転嫁対策特別措置法等の取締を強化していますが、先日、そのことを肌で感じた出来事がありました。私の関与先の事業者に下請法に関する調査票が届いたのです。今回調査対象となったのはある個人事業主。自宅に調査票が届き、私に「どうすればいいのでしょうか」と相談してきました。(ちなみに、法人ではないのですが

  • 【会計士Xの裏帳簿】公認会計士の受験者減少 読めない短答式の動向

    【会計士Xの裏帳簿】公認会計士の受験者減少 読めない短答式の動向

    公認会計士試験の合格者が発表されました。晴れて資格者となった方々にお祝いを申し上げます。平成27年度の試験に向け、短答式試験の合格者の皆様、これから会計士試験に挑戦しようと考えている皆様も、気合いを入れ直しているところだと思います。公認会計士試験の動向を知る上で避けて通れない話題は、他士業と同様、受験者の減少です。平成26年の短答式試験の出願状況を見ると、第Ⅰ回短答式試験の願書提出者数は 7,6

  • 【会計士Xの裏帳簿】小渕大臣問題 政治資金監査人は気づかなかったのか

    【会計士Xの裏帳簿】小渕大臣問題 政治資金監査人は気づかなかったのか

    小渕優子衆議院議員に関連する政治資金団体に不透明な収支があったことが問題視され、経産大臣の辞任に発展しました。私がこのニュースを聞いて思い出したのは、平成19年に、政治資金に関する問題の続出を受けてスタートした政治資金監査制度です。同制度では、国会議員に関係する政治団体は、収支報告書、会計帳簿、領収書等について、総務省への登録を行った政治資金監査人による監査を受けることが義務付けられています。監

  • 株主優待大盛況!でも、ちょっと待って!株ってそもそも何だっけ?

    株主優待大盛況!でも、ちょっと待って!株ってそもそも何だっけ?

    「アベノミクス」という言葉が登場した2012年末以降、概ね元気な日本の株式市場ですが、まずまず盛況と言っていいでしょう。そんな中、特徴的なことは「株主優待」の流行ではないでしょうか?現金よりも株主優待中心の生活を送る「桐谷さん」なんていうスターも登場しました。この仕組みは、一定数以上の株式を、特定の日(権利確定日)に持っていると、食事券、その会社の製品、割引券等をもらえるという制度。でも、株主優

  • 【会計士Xの裏帳簿】固定資産税の「取られすぎ」 もしかしたらあなたも?

    【会計士Xの裏帳簿】固定資産税の「取られすぎ」 もしかしたらあなたも?

    税理士の主要業務は、申告納税制度に関連する書類の代理作成です。しかし、申告を伴わず自治体から税額が通知される「賦課税」に関しても目を配っておく必要がありそうです。それを思い知らされる出来事として、たびたび紙面を賑わす、固定資産税の過徴収問題があります。最近の事件では、埼玉県の男性宅の固定資産税を、市が20年以上、過大に徴収していた問題があります。報道によると、税額が軽減される住宅用地の特例を市が

  • 【会計士Xの裏帳簿】「納税催告専門官」ポスト新設?柔軟な徴収手法の確立を

    【会計士Xの裏帳簿】「納税催告専門官」ポスト新設?柔軟な徴収手法の確立を

    国税庁は8月29日、内閣人事局に対し、同庁・局・税務署の人員に関する「平成27年度定員・機構要求」を提出。消費税増税や相続税の課税ベース拡大等へ対応するための国税職員の定員増などを要求しています。 その中で、私がとくに興味深いと感じた要求が、新設ポスト「納税催告専門官」の設置です。「納税催告専門官」、なんともいえない迫力を感じる名称です。 名称から察するに、この役職は納税者の申告内容に関して