菊池喬之介さんの記事一覧

  • 驚異のGDP成長率26%を示すアイルランド:急成長の裏にある「タックスヘイブン」という闇

    驚異のGDP成長率26%を示すアイルランド:急成長の裏にある「タックスヘイブン」という闇

    昨年のGDP成長率トップがどの国だかご存知だろうか。インド、中国、あるいは急成長を続けるアフリカ諸国、このような国を想像する方が多数派であろう。だが、実際のGDP成長率1位は北大西洋に浮かぶ島国、アイルランドなのだ。そのGDP成長率は驚異の26.3%。世界中のエコノミストが驚愕したその数値には、アイルランドの矛盾した経済構造が背景にあった。今年の7月、アイルランドの2015年のGDP成長率が26

  • オランダを世界第2位の農業大国に押し上げたスマートアグリ:農業×ITの相乗効果が日本の救世主に

    オランダを世界第2位の農業大国に押し上げたスマートアグリ:農業×ITの相乗効果が日本の救世主に

    2015年にTPPが大筋合意に至った現在、日本の農業はターニングポイントを迎えている。安価な海外産の農作物が国内に流入することで、日本の農業がさらなる苦境に立たされる可能性がある。そこで、農業のテコ入れのために期待されているのが、先進技術を取り入れた農業「スマートアグリ」である。本記事では海外のスマートアグリの事例を見て行くとともに、日本のスマートアグリの可能性に迫っていきたい。 多くの人が知

  • メジャーリーグは、日本のプロ野球の4倍稼ぐ。“チームではなくリーグで稼ぐ”MLBのビジネス戦略

    メジャーリーグは、日本のプロ野球の4倍稼ぐ。“チームではなくリーグで稼ぐ”MLBのビジネス戦略

    野球界の最高峰、メジャーリーグ。球団や選手の多さ、桁違いの年俸など、日本のプロ野球と比べてスケールの大きさを痛感する。球団数がプロ野球の12球団に対してメジャーリーグは30球団と多いが、収益額もプロ野球の4倍。しかし、20年前まではメジャーリーグと日本のプロ野球の収益額は、ほぼ同じだったことをごご存知だろうか。本記事では、ここまで急速に成長したメジャーリーグがどのようなビジネス戦略をとったのかを

  • 史上最大規模のドローンショー開催:“空の市場”の覇者は、時代の寵児が率いる中国企業「DJI」

    史上最大規模のドローンショー開催:“空の市場”の覇者は、時代の寵児が率いる中国企業「DJI」

    首相官邸の屋上やホワイトハウスの敷地内で発見されるなど、何かと世の中を騒がせているドローン。新たなテクノロジーが世に出ると、必ずと言っていいほど法整備の遅れが注目される。確かに新たな犯罪の手法になる可能性を否定することはできないドローン。だが、誰もが操作できる飛行物体が変えるであろう新社会に、世界中の人々が期待を寄せているのもまた事実だ。そんなドローンの史上最大の展示会「インタードローン・ショー

  • フィンテックで変わる「お金の話」:みずほとソフトバンクが仕掛ける“異次元のレンディングサービス”

    フィンテックで変わる「お金の話」:みずほとソフトバンクが仕掛ける“異次元のレンディングサービス”

    金融(Financial)と技術(Technology)が合わさった新しい金融サービスを指す言葉、「フィンテック(Fintech)」。ビットコインやクラウドファウンディング、スマホでのカード決済などがフィンテックの例だ。日本でこの用語が初めて使われたのは2014年と、フィンテックはまだ過渡期にある。そんなフィンテックの分野で、より革新的なサービスが始動した。2016年9月15日、みずほ銀行とソフ

  • Jリーグの巨額放映権を獲得:黒船“DAZN(ダ・ゾーン)”は、日本スポーツ界に革命を起こすか?

    Jリーグの巨額放映権を獲得:黒船“DAZN(ダ・ゾーン)”は、日本スポーツ界に革命を起こすか?

    プロ野球、Jリーグ、最近では錦織選手が活躍するテニスなど、いつの時代も多くの人々の娯楽であり続けているスポーツ。現在はスカパーやWOWOWなど、スポーツ中継を視聴するためだけに有料チャンネルを契約する人も少なくない。そのような進化を続けるスポーツ中継の世界で、新たな旋風を巻き起こそうとしているサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」をご存知だろうか。本記事では最強のスポーツ配信サービスと呼び声高いDA

  • 46億で落札された高額ドメイン「.shop」:拡大し続けるEC市場の“台風の目”となるか?

    46億で落札された高額ドメイン「.shop」:拡大し続けるEC市場の“台風の目”となるか?

    「.com」「.net」あるいは「.jp」「.fr」など、企業や国を意味するドメイン。普段インターネットで目にすることは多くても、大して気にしたことがないという人も多いだろう。だが、近年このドメインが注目を浴び始めているのをご存知だろうか。特に「.shop」というドメインは世界で最も価値が高いドメインと言われ、今年の初めに46億円で落札された。我々の生きるインターネットの時代、ドメインがネットビ

  • ニュースでよく聞く「排他的経済水域(EEZ)」ってなに?:今こそ知っておきたい“日本の領土問題”

    ニュースでよく聞く「排他的経済水域(EEZ)」ってなに?:今こそ知っておきたい“日本の領土問題”

    日本は外国との争いとは無縁の国、そう思っている人も多い。だが、領土問題はどうだろうか。血を流す争いではないが、れっきとした外国との争いである。ただ、領土問題は私たちからしたら馴染みのない問題であり、その影響も実感しづらい。本記事では日本が抱えている領土問題を再確認していきたい。海に囲まれた日本の領土問題のニュースで度々登場するワード「EEZ」。EEZの他にも領海や接続海域、公海など用語が多く、何

  • 「9.11」から15年――癒えぬ傷を抱えたまま流れた時を「映画」から読み取る

    「9.11」から15年――癒えぬ傷を抱えたまま流れた時を「映画」から読み取る

    今年で2001年のアメリカ同時多発テロ、いわゆる“9.11”から15年が経つ。惨劇以降、対テロ戦争、ISISのテロリズムなど世界情勢は目まぐるしく動いてきた。だが、対立の原因の本質は変わらない。反イスラムと反アメリカという感情は双方にはびこり続けている。テロの時代と言われる21世紀には、数多くのテロにまつわる映画が作られている。本記事では作品から双方の滲む複雑な感情を読み解いていきたい。9.11

  • “響くプレゼン術”とは:キング牧師の歴史的演説「I Have a Dream」から学ぶ

    “響くプレゼン術”とは:キング牧師の歴史的演説「I Have a Dream」から学ぶ

    「I Have a Dream」。これはキング牧師ことマーティン・ルーサー・キング・ジュニアが人種差別撤廃を訴えた有名な演説だ。50年経った今でも屈指の名演説として語り継がれている。本記事では人々の心に訴え続ける名演説から、ビジネスマンのためのプレゼン術を読み解きたい。本項ではキング牧師の「I Have a Dream」として知られる演説がどのような内容だったか振り返りたい。この演説は1963年

  • 利権塗れの“最後のフロンティア”ーーアフリカ:各国の思惑が交錯するアフリカ会議

    利権塗れの“最後のフロンティア”ーーアフリカ:各国の思惑が交錯するアフリカ会議

    広大な土地、豊富な資源、急増し続ける人口を抱える、地球最後のフロンティア「アフリカ」。先日開催されたアフリカ開発会議では中国が進めるアフリカ開発に対する日本の焦りが垣間見えた。そのような中で日本企業はどのような姿勢でアフリカ進出すべきなのだろうか。本記事ではアフリカ開発への国の思惑とそれを受けて取るべき企業の戦略を分析する。2016年8月、ケニア、ナイロビで初めてのアフリカ現地でアフリカ開発会議

  • 隠蔽工作だけは燃費がいい:三菱自動車、4月に続く不正発覚に「またか」の声

    隠蔽工作だけは燃費がいい:三菱自動車、4月に続く不正発覚に「またか」の声

    今年4月に燃費試験のデータに不正があった三菱自動車が、また不祥事を起こした。燃費の不正問題が発覚したあとも、不正な方法で燃費測定を続けていたことが明らかになったのだ。ユーザーはもはや怒りを通り越して、よく何度も不正を働けるものだ、と呆れたことだろう。過去のリコール問題も相まって三菱自動車の企業形態に疑惑の目が向けられている。本記事ではなぜ度重なる不祥事を起こしたのかを分析する。2016年8月30

  • 現代は圧倒的大国のいない「無極」の時代:中国が作る新秩序「AIIB」はどう作用する?

    現代は圧倒的大国のいない「無極」の時代:中国が作る新秩序「AIIB」はどう作用する?

    2016年9月、中国、杭州でG20サミットが開催される。積極的な対外政策で存在感を増している中国が初の議長国となる。その政策の中でもAIIB(アジアインフラ投資銀行)の設立は日本でも大きな注目を集めた。本記事では、経済が議題の中心となる今回のサミットを前に、中国の覇権経済戦略を見ていきたい。現在の世界情勢は不安定だ。第二次世界大戦後はアメリカとソ連の二極構造でそれぞれ抑止しあうことで大きな衝突が

  • ムスリム女性の「ブルキニ禁止」は反イスラムの表れ? “自由の国”フランスが抱える矛盾

    ムスリム女性の「ブルキニ禁止」は反イスラムの表れ? “自由の国”フランスが抱える矛盾

    先日、驚愕の写真が世間に出回った。フランスの警察官がムスリム(イスラム教徒)女性がビーチで着用するブルキニを脱ぐよう命じる光景だ。今年の8月、フランスの自治体がビーチでのブルキニ着用を禁止する措置を取った。この判断に世界中で賛否両論の声が上がり、物議を醸し出している。ブルキニ禁止は女性差別の是正なのか、あるいは人権侵害なのだろうか。フランスではブルキニを禁止する自治体が増え、20を超える数となっ

  • 東京五輪はビッグチャンス? イスラム教徒のための「ハラル」と日本の開発事情

    東京五輪はビッグチャンス? イスラム教徒のための「ハラル」と日本の開発事情

    リオではオリンピックが終わり、パラリンピックが開幕した。4年後はついに私たちの都市、東京だ。日本には世界中から、多様な人種や言語、宗教の人々が訪れるようになる。もちろん食生活が日本人とは異なる人もいる。そんな中、世界に19億人いるムスリム(イスラム教徒)を東京でも多く見かけることになるだろう。実は現在、ムスリムをターゲットとした「ハラル食品」の市場が一部の企業で話題になっていることをご存知だろう

  • 「AIが社長になる」未来が到来。ディープラーニングによる技術革命に乗り遅れるな!

    「AIが社長になる」未来が到来。ディープラーニングによる技術革命に乗り遅れるな!

    10年前、トンデモ科学に聞こえていたAI。しかし、今となってはAIが実用化され始めているのをご存知だろうか。アメリカ、シリコンバレーから始まったAI開発の流れは世界中に広がり、現在は技術の変革期といってもいい時期にある。AIは世界に、ビジネスにどんな影響を与えてくれるのだろうか。AIとはArtificial Intelligenceの略、日本語だと人工知能である。SF小説や映画のようなフィクショ

  • 「世界一貧乏な男」と呼ばれた男、ドナルド・トランプの大逆転を巻き起こす“交渉術”

    「世界一貧乏な男」と呼ばれた男、ドナルド・トランプの大逆転を巻き起こす“交渉術”

    トランプ旋風を巻き起こし、世界一のお騒がせ男となっているドナルド・トランプ。不動産王として巨富を築いた一方、数々の事業の失敗で苦汁を舐めたこともあった。今ではその失敗を乗り越え現在の地位を確立し、大統領候補に名乗りをあげている。トランプは多くの危機をどのように克服したのであろうか。トランプの危機対処能力を分析すれば、大統領候補としての資質を見極めるためだけでなく、ビジネスマンにも参考になる部分は

  • オリンピックは「スポーツブランドの競技場」と化す。アンダーアーマーの“超一流ブランドへの挑戦”

    オリンピックは「スポーツブランドの競技場」と化す。アンダーアーマーの“超一流ブランドへの挑戦”

    2016年8月現在、ブラジルリオデジャネイロでアスリートたちがメダルをめぐってしのぎを削っている。彼ら彼女らのウェアやシューズに、必ずと言っていいほど付いているスポーツブランドのロゴ。その多くはナイキやアディダスが多くを占めてきたが、今後の大会ではその勢力図に変化があるかもしれない。東京オリンピックでも国内ブランドがビジネスチャンスをねらっている。本記事では、オリンピックを舞台に企業が展開する熱

  • なぜナイアンティックは歴史的大ヒット「ポケモンGO」を生み出せたか?:世界を席巻するビジネス戦略

    なぜナイアンティックは歴史的大ヒット「ポケモンGO」を生み出せたか?:世界を席巻するビジネス戦略

    世界的に爆発的なブームを巻き起こしているポケモンGO。連日各メディアで大きく取り上げられ、読者の皆さんも耳にしたか、あるいはすでにユーザーとしてポケモンGOを楽しんでいるかもしれない。街を歩いていると、スマートフォンの画面に夢中になりポケモンを探しているらしき人を多く見る。ユーザーをここまで夢中にさせたポケモンGO。その開発会社「ナイアンティック」は一体どんな手法を使ったのだろうか。ゲームといえ

  • ビジネスマンなら知っておきたい「5分でわかるISIS(自称イスラム国)」

    ビジネスマンなら知っておきたい「5分でわかるISIS(自称イスラム国)」

    フランス、ベルギー、バングラデシュとテロを起こし、連日ニュースで取り上げられているISIS(自称イスラム国)。耳にすることは多くても正確に理解できている人は少ないのではないだろうか。今回はそんなISISを3分で理解できるよう、簡潔に説明していきたい。ISISはイスラム国、IS、ISILと多くの名称がある。中でもイスラム国はもっとも馴染みのある用語ではないだろうか。その語感から国家と勘違いしている