1. インテリジェンス創業者が語る、「経営者から見たいい人材」とは?

インテリジェンス創業者が語る、「経営者から見たいい人材」とは?

鎌田和彦氏

 アート・クラフト・サイエンス代表取締役 インテリジェンス創業者、元代表取締役
  慶應義塾大学文学部卒業後、1988年4月リクルートコスモス(現・コスモスイニシア)入社。1989年10月 宇野康秀、島田亨、前田徹也とともにインテリジェンスを設立、1999年4月同社において人材紹介事業の立ち上げとともに、当時代表取締役社長だった宇野康秀が大阪有線放送(現・USEN)の代表取締役社長に就任したことにともない、代表取締役社長に就任。2000年4月26日同社はJASDAQに株式上場。2008年12月同社代表取締役社長を退任。
  2009年4月 シーモン(現・アート・クラフト・サイエンス)代表取締役会長に就任。成長企業で起こる実話をもとにしたエンターテインメントストーリー「奥さまはCEO」を執筆。2012年10月よりローソンアプリから無料配信中。


人生は長いから何回でも失敗しろ

インテリジェンス創業時代と現在

 大学に入るまではビジネスに興味は全くなかった。興味を持ったのはインテリジェンスの創業メンバーに出会ってから。
 当時(1988年)は第二次学生起業ブームと言われていた。それでも、人材を集めるにはどうしたらいいか、ベンチャーをどうして行けばいいのかを考える場がなかった。
 今はそういうイベントもたくさんあるし、みんながお金を出してイベントに来る気持ちがある。昔と比べれば環境は段違いに変わっている 。

人生は長い

 インテリジェンス創業時代は23歳 。20年後には自分は死んでいると思っていた。それくらい働いた。現在48歳。自分なりに新しいチャレンジをし続けている。
 人生何が起こるか、どうなっているかなんて、誰にもわからない。先行きがわからないのは不安だから、みんな明確にしたがるが、先行きがわからないからこそのやりがいがある。
  先行きがわからない中で、もがいていると、新たなものが見えてくることがある。それが面白い。それが新しいことにチャレンジするモチベーションとなり、自分の中から湧いてくる。

 昔と比べて、今の人はいろいろなことにチャレンジする時間をたくさん与えられている。失敗しても構わない。

鎌田氏が考える、「いい人材」

人材の見方には2つある
「経営者」目線から見た「いい人材」
「人材」目線からみた「なりたい人材」

今回は、前者に焦点を当てて、考える。

経営ってなんだっけ?

経営=managements get things done thought other people
他人の力を使ってものをやり遂げるのがマネジメント・経営

 インテリジェンス時代も、現在も業種は全く違うが、経営者としての仕事は全く同じ。自分自身の手よりも人の能力を使って働いていることのほうが圧倒的に多い。

人が重要でない事業はない

  インテリジェンス時代は、人にレバーがかかった事業を嫌というほどやった。だから、そうでない仕事もやりたくなり、お金にレバーがかかっている不動産投資という現在の仕事を始めた。
 やってみて築いたのは、結局今の仕事も人にレバーがかかっているということ。もちろんお金もそうだが、人が重要でないビジネスはない。

マネジメントに必要なこと

・向かうべき方向を指し示す(マネジメント)
・人を巻き込むため説得する(リーダーシップ)
・指し示した方向に人を巻き込んでいく

この3つを実行するために「信念」=ビジョンが必要
これがないと指し示すことも、巻き込むこともできない

 インテリジェンスははじめはなんの事業をやるのか決まっていなかった。1つだけ、はっきりしていたのは、「世の中で活を認められるような事業体を作りたかった」ということ。
 一人ひとりが経営者として関与することができる事業体を作ることができたら…という理想を持っていた。

「信念」の達成のためには犠牲を厭わない

 信念は、それはなぜ?と聞かれても困る。「だってこうなったらいいじゃん」という直感的なもの。だからこそ、絶対的な価値基準になり、そのためならどんな犠牲も厭わずに実行することができる。
 会社ではボロボロになって地獄、家庭でもボロボロになって地獄だったが、達成したいと本気で思っていたから、やり続けた。 

採用は失敗が当然

 ベンチャー企業が採用に失敗するのは当たり前。 ステージによって必要な人材も違う。だから、その時に優秀、欲しいと思った人材はどんどん取ればいい。
 その代わり、出来が悪い人材はやめさせるという覚悟が必要。ベンチャー企業のようなコミュニティで、社員にやめてもらうのは経営者としても非常に苦しい。
 でも、自分が価値を残そうと思っていたり、信念を達成したいと思っていて、それを実現するためなら、やるしかない。

信念の積み上げ

 どんな信念でも、 徹底を重ねていくと説得力が出てくるし、徹底すればするほど成功率も上がる。徹底によって信念を積み上げていく。
 起業家は、経歴や、資格に価値を持たないことが多い。信念を積み上げることでしか人は集まってこない。

採用は場数、とにかく自分でやる

 採用には失敗がつきものなので、やり直せばいい。優秀だと思えば最大限雇い、失敗だと思ったらクビにする。その中で採用の経験が溜まっていく。だから、採用は経営者がやるべき。
  自分が見て、自分で採る。出来れば、自分で説明する。
 
 いい人材を見極めるコツは場数  

「Date your dream 問題」

とはいえ、信念なんかないという人もいるだろう

ゴールからの逆算なんかするな

 なるべく若い時から夢を描き、そこに向かって着々と前進して成功したというのがいいと思ってないか?
そこに自分を当てはめたりしていないか?

 色々な出会いがあって、いろいろな方向を向いて自分自身の方向性が定まっていく 。未来の自分なんかわからなくて当然。

日付を入れている場合じゃない

 いつまでにこれをして...と考えることに大きな意味は無い。常にベストを尽くしていればいい。
 信念と聞くと、精神的な強さが想像されるがそう特別なことではない。精神的な強さも作られていくもの。薄ぼんやりとしてでも、「なんとなくこうなりたい」のようなもの(方針)を持っているということが重要。 


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