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新卒2年目で事業部長に就任!スパイスファクトリー社員がたどり着いた、若きリーダーのかたち

長澤まき

2021/10/28(最終更新日:2021/10/28)


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提供:スパイスファクトリー株式会社/佐藤梨歩さん

大きな仕事や役割を任された時に、嬉しさややりがいを感じつつも、「自分にできるだろうか」「失敗したらどうしよう」と立ち止まってしまいそうになることはありませんか?

不安やプレッシャーを乗り越え、積極的に仕事に取り組んでいる若手ビジネスパーソンは、どのように仕事に向き合っているのでしょうか。

スパイスファクトリー株式会社の佐藤梨歩さん(24)は、新卒入社2年目でデザインチームの事業部長に就任。現在は、社員10人・学生インターン1人のデザインチームをまとめる事業部長として、チームビルディングや顧客への新規提案等を手がけているそうです。

若きリーダーとしてどのように仕事に取り組んでいるのか?不安やプレッシャーをどう乗り越えてきたのか?佐藤さんに取材しました。

革新の触媒「スパイスファクトリー」

スパイスファクトリー株式会社は、世界がより良い方向に向かうよう、変化を加速させる触媒(スパイス)としての役割を全うすることをミッションとしたDXエージェンシー。

システム開発会社でもデザイン制作会社でもマーケティング会社でもなく、それらすべてを内包した「360度デジタル・インテグレーター」として、ブランディングからUXリサーチ、UIデザイン、システム開発からWeb制作、Webマーケティングといったグロースハックなどを通じ、クライアント企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を360度全方位で支援しています。

今年10月には、株式会社VOYAGE MARKETINGと戦略的パートナーシップ契約を締結し、共同で自治体DXを推進する「デジタルのチカラ」プロジェクトを開始しました。

実務の現場を見るためにインターンに参加

佐藤さんはデザイン系の高校を卒業し、大学では文学部に所属。大学3年生の夏にインターンとして同社にジョインし、1年半ほどマーケティングやデザイン等の業務に携わった後、大学卒業と同時に新卒社員として入社しました。

-----大学3年の夏からインターンを始めた理由は?

佐藤さん:マーケターの仕事の現場を実際に見たかったからです。

マーケターという仕事に興味を持っていたのですが、ネットや書籍で得られる情報だけではリアルな仕事をイメージするのが難しく、「この情報量でファーストキャリアを決めるのは怖い」と思い、マーケターの働く現場を見るためにインターンに参加しました。

-----インターン時のお話を聞かせてください。「こういう心構えが良かった」「あの行動が成長につながった」ということはありますか?

佐藤さん:スパイスファクトリーの“失敗も大切な資産”という考え方に先入観のない学生時代に触れることができたので、萎縮せずにいろいろなことに挑戦することができました。

そこで身に付いた“仮説を立てて実践し、振り返り、次に活かす”という基本動作は、今も仕事をする上で活きていますし、自分の成長にもつながっています。

-----新卒入社先として、スパイスファクトリーを選んだ決め手は?

佐藤さん:未経験からデザイナーとしてのキャリアを積むにあたって良い環境だと思ったことが大きな決め手です。

インターンとしてマーケティングだけでなくデザイン業務にも関わらせていただく中で、「デザイナーとして働きたい」と思うようになりました。

しかし、美大や美術系の専門学校を出たわけではない自分がいきなり制作会社でデザイナーとして働くのはハードルが高いのではないかと感じていました。

その点、スパイスファクトリーでは、インターン時代からデザインを学ぶサポートをしていただけましたし、実務の中でデザイン関連タスクを任せてもらうこともありました。また、任せてもらえる業務の範囲も広く、デザイナーとしてのキャリアを積むチャンスが沢山ある環境だと考えました。

提供:スパイスファクトリー株式会社

いまの自分が最大限できることをする

-----デザインチームの事業部長になるまでの道のりを聞かせてください。

佐藤さん:一年目はジョインしたプロジェクトでウェブ制作やシステム開発など、いわゆる“手を動かすデザイナー”として働いていました。

転機が訪れたのは2020年4月。会社としてデザインに力を入れるフェーズに突入し、デザイン事業部を立ち上げるにあたってのサブチームのリーダーにならないかと声をかけていただきました。

-----プレッシャーは感じませんでしたか?

佐藤さん:デザイナーとしても社会人としてもまだまだ経験を積んでいる最中だったので、プレッシャーは感じました。

しかし、会社も、私の現状を承知の上で任せてみようという判断をしてくれたのだと思います。「それだったら、やれる限りのことはやってみよう。最大限がんばろう」と引き受けることを決断しました。

そうして新卒2年目の5月にサブリーダーに就任。それから3カ月後、デザイン事業部の正式立ち上げに伴って事業部長に就任しました。

提供:スパイスファクトリー株式会社

引っ張るリーダーではなく、支えるリーダーに

-----若きリーダーとして働くにあたって、難しさを感じたりくじけそうになったことはありますか?

佐藤さん:経験値というアドバンテージがないので、経験をもとに素早く意思決定するのが難しく、困難を感じました。

また、「スキルも経験も豊富なチームメンバーの中で、未熟な自分が方針を決めすぎるとメンバーやチームの成長を妨げてしまうのではないか」「どこまで自分が責任を持って意思決定し、どこまでメンバーに委ねていいのか」といったリーダーとしてのバランスのとり方にも悩みました。

-----それをどう乗り越えましたか?

佐藤さん:リーダーを任された当初は「自分が引っ張っていかないと」というプレッシャーを感じていたのですが、そうではなく、「自分の役割は、現場を回しているデザイナーがクリエイティブな取り組みに集中してバリューを最大限発揮できる環境を整えることだ」と考えることで、自分の役割が腑に落ちるようになりました。

-----そのことにどうやって気づいたのですか?

佐藤さん:「自分がいま置かれている立場で何をするべきか」「どんな貢献ができるのか」を考えることで気づくことができました。

もともと、インターン・新入社員・サブチームの事業部長と、短いスパンで立場が変わる経験を積んでいたので、「今の立場の中で何をすべきか」「何を期待されているのか」と考える機会が多かったのが功を奏したのかもしれません。

提供:スパイスファクトリー株式会社

良いアイデアをかけ合わせてアウトプット

-----チームメンバーとコミュニケーションをとるにあたって心がけていることはありますか?

佐藤さん:メンバーたちの良いアイデアをかけあわせてアウトプットしたいと考えているので、意見を出す場を作る・一方的な意見の押し付けをしないなど、トップダウンなコミュニケーションをしないように心がけています。

-----仕事で疲れた時やくじけそうになった時は、どのように気持ちを切りかえていますか?

佐藤さん:振り返りは徹底的に行いますが、課題と反省点を見つけた後は気持ちを切りかえることを意識しています。

くじけそうになった時、頭の中だけで考えていると、昔の失敗や落ち込んだ経験まで思い出して自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。

そのため、課題と反省点を具体的なタスクに落とし込んだらその悩みは頭の中から除外し、行動に集中するようにしています。

提供:スパイスファクトリー株式会社

自分の役割を大切にしたい

-----仕事・キャリアで大切にしている軸は?

佐藤さん:いま自分は何をしたら良いのか。組織の一員として何を求められているのか。組織で働くメンバーの一員として、自分の果たすべきこと・役割を大切にしたいと考えています。

-----今後のビジョンを聞かせてください。

佐藤さん:スパイスファクトリーには「革新の触媒」というミッションがあり、単に指示されたことをするのではなく、その先にあるユーザーに届くものや、行動変容を促し社会を変えるようなものをつくることを目指しています。

お客様に一番近い存在であるデザイナーとして、その会社のミッションに貢献できるデザインチームをつくっていきたいです。

提供:スパイスファクトリー株式会社

-----佐藤さんのように「若いうちから活躍したい」「任されたい」と思っている同世代に向けて、メッセージをいただけますか?

佐藤さん:若いうちは経験やスキルが足りないことが多く、大きな裁量や責任を任されることにプレッシャーを感じる人もいるかと思います。

ただ、いま自分が置かれている立場だからこそできることもたくさんあります。

例えば、私は“支えるリーダー”として現場のデザイナーたちのバリューを最大化したいと考えていますが、もし私が経験豊富な一人で何でもできるようなリーダーだったらその発想にはたどり着けなかったかもしれません。

その時、その人だからこそ発揮できること、活躍できることがきっとあるので、「いまの立場でなにができるのか、どんな貢献ができるのか」を考え続けることが大切だと思います。

提供:スパイスファクトリー株式会社

いま自分にできることを考え、置かれている立場で最大限の力を発揮し続けている佐藤さん。支えるリーダーである佐藤さん率いるデザインチームが、これからどのようなプロダクトをつくっていくのか楽しみです。

大きな仕事や責任のある仕事にプレッシャーや不安を感じてしまうのは仕方がありません。しかし、そこで立ち止まらずに、「いまの自分にできること」を考え、その時その時の最大限の力で向き合うことが大切なのではないでしょうか。

出典元:スパイスファクトリー

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