「自信を持って堂々と仕事したい」「成果を積み重ねて、力強くキャリアを切り拓いていきたい」と思っている若手ビジネスパーソンは少なくないのでは?
成果を積み重ねながらビジョンに向けて力強く前進している若者は、どのように仕事に向き合っているのでしょうか?
株式会社CINCの鈴木直也さん(25)は、営業目標300%達成などの成果を評価され同社入社半年で全社表彰を受賞。また、自己研鑽として運営しているTwitterが開始1カ月強で70万インプレッションを達成するなど、輝かしい成果を積み重ねながらキャリアを切り拓いています。
成果を出すために心がけたこととは?困難をどう乗り越えてきたのか?鈴木さんに取材しました。
データソリューションカンパニー「CINC」
株式会社CINCは、世の中にあるデータをテクノロジーの力で価値ある情報に変えていくデータソリューションカンパニー。
ビジネスの課題をテクノロジーの力で解決するソリューション事業と、圧倒的なデータ量と分析力でビジネスの成長をサポートするアナリティクス事業等を展開。
アナリティクス事業では、WEB上のさまざまなデータを独自で収集・蓄積・解析し、デジタルマーケティングを活用したビジネス目標達成を支援しています。
将来像から逆算したスキルを得られるか
鈴木さんは2019年3月に大学を卒業し、組織コンサルティング会社に就職。グループ企業で新卒採用・新卒人材紹介を担当した後、2020年10月にCINCに転職しました。
現在はアナリティクス事業本部に所属し、デジタルマーケティングコンサルティングの新規営業をメインに、採用業務も手掛けています。
-----就活時に思い描いていたキャリアやこだわったことは?
鈴木さん:「自分の将来像から逆算したスキルを得ることができるか」「組織創りのノウハウを得られるか」にこだわりました。
僕は小学校から大学までずっとサッカーをしていて、高校の頃まではプロのサッカー選手を目指していました。今は“サッカー日本代表選手と同じくらい世の中にインパクトを残せる人間になること”が僕のビジョンで、それを実現するための手段として仕事があると考えています。
そのビジョンを実現するためのスキルセットとして、サッカーサークルの主将を務める中で気づいた自身の課題である“組織を運営するノウハウ”を身に着けたいと思い、ファーストキャリアとして組織コンサルティング会社を選びました。
アクセルを踏んでキャリアをステップアップ
-----転職を考えたきっかけは?
鈴木さん:新卒採用関連の業務に携わる中で、個人をエンパワーメントできる可能性を持っているインターネットに惹かれたこと。また、もっとアクセルを踏んでキャリアをステップアップさせたいと思ったことが大きなきっかけです。
前職では、組織創りの根幹である新卒の採用・人材紹介に携わり、企業内における個人の在り方に向き合っていました。
そんな中、コロナ禍でビジネスを目的としたSNSの市場が急成長しているのを実感。フォロワー数を0から1万5000人に一気に伸ばしたアカウントを目にしたことなどから、ここに企業における新しい個人の在り方を考えるヒントがあるのではないかと思いました。
同時に、自分のビジョンを実現させるために、これから急拡大する会社にジョインして共に事業を創っていく経験を積みたいと考え、転職を決断しました。
-----転職先として現在の会社を選んだ決め手は?
鈴木さん:組織力・信頼できる経営陣・独自の技術を重視し、CINCで働きたいと思いました。
実は、先ほどお話したコロナ禍で一気にフォロワー数を増やしたアカウントを運営していたのが今の上司になります。
ミスも学びとして昇華
-----成果を出すためにどのように仕事に向き合ってきましたか?心がけたこと・工夫したことは?
鈴木さん:営業目標の達成に向けて心がけたのは、事象を構造化して1日単位で振り返り、学びを最大化することです。
毎日、その日の成功と失敗の要因を探って、「同じミスをしないためには、明日からどう行動を変えれば良いのか」「同じような成果を出すために、経験をどう活かせばいいか」を振り返り、翌日の行動に反映させました。
例えば、事象の構造化という観点では、Twitter運用でも意識をしています。Twitter開始約1カ月で70万インプレッションという成果を出せたのは、インプレッションに寄与するTwitterのアルゴリズムの構造を理解し、エンゲージメント率を最重要視して運用したからです。
Twitterは一定期間内における“いいね”や“リツイート”等の多い投稿がタイムラインに表示されやすい仕組みになっているので、弊社が開発・提供しているSNS分析ツール「Keywordmap for SNS」を使ってフォロワーのプロフィールや投稿を分析し、彼らのニーズにマッチする投稿を心がけました。
-----自分の失敗を振り返って落ち込むことはありませんでしたか?
鈴木さん:ありませんでした。
僕は、最終的に到達したいビジョンに向けて長期的な目標を設定しており、日々の仕事はその過程と捉えています。
そのため、「ミスをしたとしても、最終的な目標に到達できれば問題ない」と、ミスも学びとして昇華することを心がけています。
課題を特定し、考えや行動を変える
-----就職してからこれまで、困難に直面したり挫折しそうになったことは?
鈴木さん:落ち込むことはありませんでしたが、僕は高い目標を設定するので、困難に直面することは多いと思います。
転職半年以内に新人賞を取ることを一つの目標にしていたのですが、そのために必要な“営業目標の300%達成”というミッションが難しく、諦めそうになったことがあります。
-----それをどう乗り越えましたか?
鈴木さん:課題を特定して行動を変えることで乗り越えました。
例えば、転職後に営業成績が思うように伸びない原因を考えた時に、携わる業務が採用から法人営業に変わったのですが、気づかぬうちに採用業務での前提を引きずって営業活動をしていたことに気づきました。
採用と営業では意思決定までのスピード感と取り巻くステークホルダーの数が違います。また、採用では学生自身の意思決定で判断されますが、営業活動では場合によっては組織全体の意思決定が必要となります。それにもかかわらず、無意識に前職での前提を引きずって動いていたのです。
そういった自分の無意識の思考を課題として認識し、心がけや行動を変化させたところ、次第に結果が出るようになってきました。
また、メンバーや会社の想いを想像することも、困難を乗り越えるための大きな力になりました。
-----どういうことですか?
鈴木さん:「自分が圧倒的な成果を出すことで、会社のトップラインの売り上げを担っていくんだ」「自分がメンバーや会社の未来を背負っているんだ」と考えることで自分を奮い立たせました。
また、自分に期待してくれている上司や役員の期待に応えたいという想いも、乗り越える原動力になりました。
ビジョンとそれを達成する意思を持つ
鈴木さんは、自己研鑽のために運営しているTwitterのプロフィールに「確信を持つデジタルマーケティング戦略」という言葉を載せています。
-----力強い素敵な言葉ですね。確信を持てるような自信を持つために大切なこと、心がけていることは?
鈴木さん:「こうなりたい」「成し遂げたい」という自分の気持ちに嘘をつかないことです。
僕は、サッカーをする中で、全国大会を目指すこと・強豪校に飛び込むこと・主将になることなど、新しい挑戦を“怖い”と思ったことが何度もあります。でも、そこで逃げずに挑戦し続けてきたことで、自信を得ることができました。
怖さから逃れることを優先して自分のやりたいことや成したいことから目をそらしたり嘘をついたりせず、難しいことでも飛び込み続けることで、自信がついていくのではないかと思います。
-----これからどんなことに挑戦し、どう成長したいですか?ビジョンを聞かせてください。
鈴木さん:会社の売上を非連続的に伸ばす新しい事業を創り上げたいです。
CINCの企業価値を何倍にも伸ばすことで、自分のビジョンである「サッカー日本代表選手と同等のインパクトを残せる人間になる」を実現させたいと思っています。
また、転職のきっかけになった“個人の力をエンパワーメントする”を実現するために、何かアクションを起こしたいと思っている人々を効率よく世の中に広めるような仕組みをつくりたい。
そのヒントは、ソーシャルメディアやTwitterを活用したマーケティングにあると考えています。
-----「成果を出したい」「成長したい」と考えている同世代に向けて、メッセージをお願いします。
鈴木さん:難しい質問ですが、成功している人の共通点は“自分の意思を持ってキャリアを歩んでいること”のように思います。
そのため、「成長したい」「成果を出したい」と思っているのなら、まずは「将来こうなりたい」というビジョンとそれを達成する意思を持ち、そのために日々の成長にこだわって行動することが大切なのではないでしょうか。
一日一日の行動を振り返り、失敗も成功も次に活かして前進し続けている鈴木さん。
挑戦や変化から逃げず、長期的なビジョンを持って全てを学びとして吸収しているその仕事への向き合い方から、業種・職種にかかわらず、力強く成長するためのヒントを得ることができそうです。
出典元:株式会社CINC
出典元:Keywordmap for SNS
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