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現場スタッフから社長に!次世代型QAシステムを開発した代表が語る、周りと差をつけるためのポイント

長澤まき

2021/01/16(最終更新日:2021/01/16)


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提供:ドゥエピオン/佐々木忠晴代表取締役社長

「ビジネスで成果を出せるようになりたい」「いつかは起業したい」と思っているが、自信がない、どのようにキャリアを積み重ねていけばいいかわからないなどと、悩んでいる若手ビジネスパーソンは多いのではないだろうか。

株式会社ドゥエピオンの佐々木忠晴代表取締役社長は、株式会社ドゥファインに入社後、さまざまな現場の最前線での業務を経て、ついにはグループ会社として同社を設立し、取締役社長にまで登りつめた。

現場スタッフから社長に登りつめるために、どのように仕事に向き合い、行動してきたのか?佐々木社長に取材した。

一人ひとりに最適な回答をするQAシステム

同社は、ユーザーの属性やスキルに合わせて、一人ひとりに最適な回答を提供する特許取得の次世代QA検索システム「BPUSS」を展開している。

「BPUSS」は、「必要な業務知識に迅速にストレスなくアクセスできる環境が欲しい」という要望に応えるために誕生したしたクラウド型Q&Aシステム。

一人ひとりに最適な回答を出すことで、ユーザーの未解決率が下がり、不要なQAタイム(質疑応答)を削減。リーダーの稼働削減ができるのに加え、多拠点とのナレッジ共有や新人育成・テレワークの補助システムなど、幅広い用途で活躍している。

提供:ドゥエピオン

理想が芽生えたのは入社3年目頃

同システムの開発者である佐々木社長は、現場スタッフから社長に登り詰めたキャリアの持ち主。

2000年に株式会社ドゥファインにコールセンタースタッフとして入社後、コールセンター・営業・事業企画とさまざまな現場の最前線での業務を経て、グループ会社である同社を設立し、取締役社長に就任した。

-----入社時から、現在のようなキャリア(さまざまな現場を経て、ゆくゆくは社長に登り詰めること)を思い描いていたのですか?

佐々木社長:いえ。入社3年目頃に、クライアント内で仕事に従事し、他社の社員と一緒に働く環境で、「想いがなければ、成せることも閉ざされる。想いを続ければ、実現できる機会を得る。想いに個でなく集の力を得れば成せる。」という自分自身の理想論が芽生えました。

そうして、それを有言実行するポジションとして現在のようなキャリアを意識し始めました。

若手・年配と意識せず、相手を理解する

-----入社直後、現場スタッフとして仕事にどのように向き合いましたか?

佐々木社長:コールセンターのオペレーターや特定派遣でインフララインを構築する工程管理などを経て、テレマーケティングでの企画営業、事業全体の予算設計、事業改善する組織プログラムの構築などを経験しました。

仕事と向き合うにあたっては、特に、その先に利用するカスタマーがいることを意識し大切にしています。

コールセンターであれば、電話を通じて相手の顔や体形なども想像するぐらい意識していました。「一つ一つの作業を大切に」が口癖でした。

-----若手社員として働くにあたって、心掛けていたことは?

佐々木社長:思い返すと、多様な年代層の方と一緒に働く機会に恵まれたと思います。

そのため、若手とか年配とか意識せず、まずは自身の主張を聞いてもらうために、相手のリクエストを良く聞き、理解するように努めました。

また、お金がなかったので本は買わず、知りたいことは図書館に通って調べました。未知の知識について調べるのは楽しかったです。

心がけたのは次の3点です。

1.知らないこと・不足している何かと遭遇する努力をする
2.とにかく、既存の法則に頼らず、自身の目・耳・体験からオリジナリティを出す
3.学んだことを実践・挑戦する。

この3つを繰り返しました。

提供:ドゥエピオン/佐々木忠晴代表取締役社長

「無理」と言われるくらいが丁度いい

-----周りと差をつけるために、どのような工夫や行動をしましたか?

佐々木社長:相手の弱点や悪いところより、良いところを発見する姿勢でしょうか。

個の力での限界を突破するために必要なのは、結集力です。そのために、相互の弱点を補完し合い、自身の良さを活かしてくれるよう自身も努力し続けています。

そして、何事も挑戦!初めてのことは誰にでもあります。そこで、差をつけるのは挑戦の高さ・広さです。

人は、なんだかんだ自身の能力を本能的に把握しており、つい頑張って手を伸ばせば届くギリギリの範囲に挑戦を設定してしまいます。これは悪いことではありませんが、結局成長できず現状維持となってしまいます。

そこで、私は“今の自分では到底できない。ジャンプしても届かない”ぐらいに挑戦の目標を設定します。

周囲からは「無理無理……」と言われるくらいが丁度いいです!ここが、差をつけるポイントです。

失敗も“成果”と考える

現場スタッフから社長に登り詰めるまでには、数多くの困難があったが、佐々木社長は並々ならぬ努力と創造力で同社を設立したという。

-----具体的にどのような困難があり、それをどのように乗り越えましたか?

佐々木社長:挑戦の大半は、思ったようには上手くいきません。ですので、それを“失敗という成果”と考えました。挑戦しなければ、成功も失敗も成果は得られない。

新たな業務拡大で広範囲に展開し、人・仕組み・お金の連動がうまくいかず、自身の労働力でカバーするしかない!など、同僚社員にも不安を与えることが山ほどありました。

それらを乗り越えられてきたのは、出会いと協力、そして、やはり自身の努力です!

集めようと思っては、集まらない…。
売ろうと思うと、売れない…。

ですので、原点として、課題克服よりも“良さ”を更に活かすようにしました。

そうして継続することで想いは伝播していき、人が集まり、利益も生まれていきました。そんな環境を与えてくださったクライアントと会社、社員に感謝し続けています。

何事も「したい」を見据えて目標を設定

-----これからキャリアを切り拓いていきたいと考えている若手ビジネスパーソンに、アドバイスをいただけますか?

佐々木社長:何事も「したい」を見据えて目標を設定すること。また、「『すべきこと』や『できること』を続けるのは『したい』をみつける始まりだ」と思って、自分を磨いて欲しいです。

「これが叶ったら、楽しいだろうな」「幸せだろうな」みたいな、未来のなりたい自分を想像する!

たとえ成果が失敗だったとしても、そのプロセスは有意義です!だって、成功する自分を想像して努力し成長する可能性が再び生まれるのですから!

私は、現在進行形で、『したい』から、『できるために』そして『すべきこと』の順で物事に取り組んでいます!社員も同じ環境・機会を得ることができるよう、経営者として今後も努力し続けます!

自分が実現したいこと・叶えたい未来を想像して、それに向かってやるべきことやできることを実行し続けることで、新たな目標の選択肢を広げ、キャリアと成果を積み重ねてきた佐々木社長。

失敗も成果と捉え、目標に向かって絶えず挑戦を続ける姿勢は、これからキャリアを切り拓いていく若手ビジネスパーソンの参考になりそうだ。

出典元:DoEPION(ドゥエピオン)
出典元:PR TIMES STORY/現場スタッフから社長に登り詰めた男が創った次世代型QAシステム『BPUSS』

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