HOME身の回りの情報をうまく活用し、自分らしい考え方をアウトプットする思考法とは?「才能をひらく編集工学」発刊

身の回りの情報をうまく活用し、自分らしい考え方をアウトプットする思考法とは?「才能をひらく編集工学」発刊

長澤まき

2020/09/07(最終更新日:2020/09/07)


このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは、書籍「才能をひらく編集工学 世界の見方を変える10の思考法」を刊行した。

誰の中にも潜んでいる“編集力”を目覚めさせることで、個人の、そして集団の才能を解放することを目指す一冊だ。

編集によって、自分の才能を導き出す

“編集”というと、何かしらのメディア情報を取り扱う職業的な技能をイメージする人も多いかもしれないが、同書で言う“編集”とは、起きた時の身体の感じやテレビから流れるニュースなど、私たちを取り囲む情報に関わるあらゆる営みを指す。

この世界のいたるところにある編集の営みを想い、新たなものの見方やそこにある方法を発見していくことを通して、一人ひとりの中に思い思いに引き出されていくまだ見ぬ潜在力こそが、同書で扱いたい編集力だ。

編集工学とは、編集の仕組みを明らかにすることを通じてそのプロセスをアップデートし、人々や社会の力として応用していこうという方法論。自分の内側に眠る“才”の声を聞き取り、編集力という“能”をもって表にあらわす。そこに関与するさまざまな方法をエンジニアリングしたものだとも言えるという。

固定概念をほぐし、違うものの見方を

自分の奥に眠る才能に触れるためには、わたしたちを取り囲む固定観念の層をほぐしていく必要があるという。

同書では、そのアプローチ方法として、なんとなく手が付かない壁に出くわした時に、タスクを「分節化」することなどを紹介している。

例えば、「金曜日までに提案書をつくる」ではなく、「提案書の構成メモを書き出す」「クライアントの与件をA4一枚にまとめる」といった具合に、手が動く単位にまでタスクを小さく分けることで、次に何をすべきかが自ずと分かるようになる。

一見途方もないような状況に見えることも、最初の楔さえ打ち込めれば、そこから情報の編集は立ち上がるのだという。

【編集工学の核となる10のメソッド】
1.思考のクセに気づく アテンションとフィルター
2.情報の周辺を照らす 連想ネットワーク
3.見方をガラリと変える情報の「地と図」
4.たとえ話で突破する アナロジカル・コミュニケーション
5.新たな切り口で分類する 軸の持ち込み
6.組み合わせて意味をつくる三点思考の型
7.原型から価値を見出す アーキタイプ連想
8.優れたモデルを借りてくる 見立ての技法
9.好奇心を触発する 開け伏せ具合
10.物語の型を使う ヒーローズ・ジャーニー

身の回りの情報をうまく活用し、自分らしい考え方をアウトプットする思考法を身に付けて、これからのビジネスに活かしてみてはいかがだろうか。

【書籍情報】
・仕様:46版・ソフトカバー
・本体価格:1800円(税別)
・ISBN:978-4-7993-2667-1

出典元:Discover/才能を開く編集工学

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード