栃木県佐野市は、市への移住と佐野らーめん店の創業や事業承継を併せて支援する「佐野らーめん移住プロジェクト(仮称)」を2020年7月より正式スタートする。
これに先立ち4月2日に、同プロジェクトのプログラムとスケジュールの概要を発表した。
移住+後継者育成、ニーズをマッチング
「佐野らーめん移住プロジェクト(仮称)」は、移住先での仕事探しと、ご当地グルメである佐野らーめん店舗の後継者育成という2つのニーズをマッチングさせるプロジェクト。
地元グルメを軸に、市民・企業・行政が一体となって地域経済の活性と人材育成を推進する。
7月に募集開始、10月より基礎研修
発表されたスケジュールによると、2020年7月にプロジェクト運営法人を発足し、移住希望者の募集を開始。10月に基礎研修を始め、12月から本格修行を開始する。
基礎研修(1週間~2カ月)では、現役の佐野らーめん店主から佐野らーめんに関する知識や佐野らーめん作りの基礎技術を学ぶとともに、移住支援策の活用方法のレクチャーや住宅斡旋などの移住サポートを実施する。
「事業承継」「独立開業」の2コース
本格修行は、承継予定先でラーメン作りの技術を学ぶ「事業承継者向け」と、独立開業を目指してラーメン作りの技術を学ぶ「独立開業者向け」に分け、6カ月~3年かけて行う。
どちらを選んでも、習熟状況に合わせたカウンセリングを行い、悩み相談などを随時実施。また、ラーメン店を経営する上で必要となる基礎的な知識もレクチャーする。
開店もワンストップで支援
自分の店を持つ段階においては、事業承継・独立開業に関するさまざまな手続きをサポート。店舗オープンのためのスタッフや不動産、店舗運営、資金運用計画などをワンストップで支援する。
さらに、独立開業後も事業が順調に軌道にのるようサポートしてくれるそうだ。
プログラム対象者を、年齢・性別・経験いずれも不問で募集へ。2021年には第2期生の研修・修行も予定している。
詳細は佐野市のプレスリリースにて案内。佐野市ホームページ内の同プロジェクトページでは、同プロジェクトのパンフレットや動画を見ることができる。
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