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宮崎県・新富町のコワーキングスペース、リモートワーク・ワ―ケーション推奨企業を対象に無償貸出プランを提供

白井恵里子

2020/03/06(最終更新日:2020/03/06)


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一般財団法人こゆ地域づくり推進機構は3月1日、リモートワークやワ―ケーションなどを推奨する企業を対象に、宮崎県児湯郡新富町(こゆぐんしんとみちょう)にあるコワーキングスペース「新富アグリバレー」の無償貸出サービスを開始する。

利用にあたっては農林水産関連の企業を優先とし、事前審査を通過した企業は、最長7日間にわたり無料で利用ができるという。

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カーシェア・シェアサイクルも導入、移動も便利に

「新富アグリバレー」は、同機構が2019年11月、スマート農業の技術開発や人材育成を目的に開設したコワーキングスペース。現在スマート農業のベンチャー企業が入居している。

同スペースが位置する新富町は、地元の人材や、Uターン・移住などで他地域から集まった人材など、多様な人材が集まる地方創生優良事例の地域だ。

施設にはWi-Fiや電源、ミーティングスペースなどが備わっており、駐車場にはカーシェアリングサービス「TOYOTA SHARE」も導入。町内ではシェアサイクルを利用することもでき、移動に役立てることができるという。

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利用希望者は、利用開始の1週間前までに、登録フォームに必要事項を記載し申し込みをする。

地域人材との交流による新しいビジネス創出を促進

同機構によれば、テレワーク導入企業は、未導入企業と比べ、労働生産性が1.4倍になるデータがあるという。

さらに、普段の生活から離れた場所で働きながら休暇をとる「ワ―ケーション」は、有給休暇取得促進の策としても注目を集めているようだ。

同機構は、テレワークやワ―ケーションの導入は、生産性向上や感染症対策などの側面を持っているだけでなく、多様な地域人材と交流を図ることで新しいビジネスの創出につながるというメリットもあると考えている。

さらに今後は、新富町の自然環境や古民家物件などといった豊富な地域資源を活用し、合宿や企業研修のフィールドとしても可能性を広げていく予定だ。

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■施設概要

名称:新富アグリバレー(宮崎県児湯郡新富町富田東1-47-1)

公式サイト

設備:Wi-Fi、電源、プリンター、ミーティングスペース、キッチン、駐車場

※カーシェアリング (TOYOTA SHARE)有料・別途要登録

期間:利用開始日から最長7日間

時間:9:00〜17:00

審査:事前審査あり・農林水産関連企業を優遇

料金:無料


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