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リモートワークの普及を目指して「リモートワーカー協会」設立

川田千尋

2020/03/05(最終更新日:2020/03/05)


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株式会社キャスターの代表取締役中川祥太氏は2月25日、「リモートワーカー協会」を設立したと発表した。企業や個人と協業し、これまで個々が培ってきたノウハウを活かしてリモートワーカーを支援していくという。今年の3月には社団法人化し、法人及び個人の会員登録を開始する。

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リモートワーカー協会の活動内容

ここ最近、感染症やオリンピック時の混雑解消のためにリモートワークへのニーズが高まっている。

今回そんなニーズに応えるようにして設立されたのが「リモートワーカー協会」だ。

活動内容としては主にリモートワーカーへの情報提供やクラウドツール等の支援サービス提供、リモートワーカーコミュニティの形成・運営、スキルアップ勉強会の実施などリモートワーカーへの支援を行う。また企業に対しても導入事例の紹介やノウハウの提供を行い、リモートワークの啓発を行っていくそうだ。

設立の背景

もともと株式会社キャスターは「リモートワークを当たり前にする」をミッションに掲げて設立し、すでに700名以上がリモートワーカーとして活躍している。

同社によれば、日本にはまだ子育てや介護、配偶者の転勤などでキャリアを中断せざるを得なかった人たちが多く、企業側としても必要以上の不安からなかなかリモートワークの導入に踏み切れずにいることが多いという。そこで、非営利の事業として広く情報発信することによって誰もがリモートワーカーとして働くことができる社会を作るべく誕生したのが「リモートワーカー協会」だ。

自然災害や大火災、テロなどの緊急事態が起こっても損害を最小限にとどめられるように行うBCP対策の観点からも、広く情報提供していく必要性を感じ、設立に至ったという。


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