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ITエンジニア1000名に意識調査!「スキルアップ」と「マルチスキルの習得」を重視する結果に|VSN調べ

鈴木京

2020/02/29(最終更新日:2020/02/29)


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アデコグループのグループ会社で、エンジニア人財サービスを運営する株式会社VSNは、ITエンジニアを対象に「仕事に対する意識調査」を実施し、1012名から回答を得た調査内容を2月12日に公表。ITエンジニアが自身の「スキルアップ」を重視している姿勢が見える結果となった。

【調査概要】

◆調査方法:インターネット調査
◆調査地域:全国
◆調査期間:2019年10月29日(火)~2019年10月30日(水)
◆調査対象:20代~50代の正社員のITエンジニア  男女  計1012人
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現役エンジニアの6割以上がやりがいを感じて働いている

今回の調査結果を大まかにまとめると、現役のITエンジニアの6割以上が、仕事にやりがいを感じながら働いており、また自身のスキルアップを重視する志向が高いことが明らかになった。

IT業界は、技術刷新のスピードが速く、ITエンジニア自身も最新の情報をキャッチアップし、スキルレベルの向上に対しても高い意識をもって取り組む必要性があることが見て取れる。

調査結果の概要

調査結果を大きく4つの項目にまとめたものが以下。

1. 6割以上のITエンジニアが、現在の仕事にやりがいを感じている

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「現在の仕事にやりがいを感じているか」という質問に、「感じている」(64.9%)と回答した人が6割以上と、「感じていない」(35.1%)の回答を大きく上回る結果に。多くのITエンジニアが仕事にやりがいを感じていることがわかった。

2. 「周囲から感謝される」、「自身のスキルレベルの向上」がやりがいの源泉

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前問でやりがいを感じていると回答した657名を対象に、「どのようなときにやりがいを感じているか」を質問したところ、「発注部門や顧客から感謝されたとき」(48.4%)、「自分のスキルレベルが向上したことを実感できたとき」(48.1%)がほぼ同数という結果になった。

周囲からの評価とともに、自身のスキルアップについてもやりがいを感じているようだ。

3.「仕事のマンネリ化」がやりがい低下の原因

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やりがいを感じていないと回答した355名を対象に、「やりがいを感じられない理由」を聞いたところ、「現在の仕事はマンネリ化しているため」(41.1%)、続いて「昇進・昇格が望めない」(39.7%)の順に多い結果に。

スキルアップ志向が高いITエンジニアは、変化の少ない業務、評価されにくい環境では、やりがいを得にくいという結果が見えてきた。

4. ITエンジニアが大切にしていること、「自身のスキルアップ」と「幅広く活躍できること」

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エンジニアとして働くうえで大切にしていることについては、「自分のITエンジニアとしてのスキルアップの向上」(29.7%)、「1つの技術に捉われず、ITエンジニアとして幅広く活躍できること」(26.5%)という回答が上位を占めた。

一方で、「後輩やメンバーの人財育成に関わる」ことと回答した人はわずか7.4%。人財育成やマネジメントよりも、自身のアップスキルを重視しているエンジニアが多いことがわかる。

自分の身1つを武器として、技術力を高める必要に迫られるエンジニアは、自身のキャリア開発への関心が高いようだ。今後ますます需要が増えるであろう優秀なエンジニア人材の確保は、事業者にとって重要な課題になっていくことだろう。


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