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博報堂「ミライの事業室」、地域物流のスタートアップ「やさいバス」と連携!地域のビジネス創出に挑む

鈴木京

2020/02/28(最終更新日:2020/02/28)


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株式会社博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は2月12日、やさいバス株式会社の株式を取得し、資本業務提携を行なうことを発表した。

博報堂主催の新規事業開発組織が2019年に発足

「ミライの事業室」は、2019年に発足した新規事業開発組織。博報堂が事業オーナーとなり、自社単独ではなく産業の枠を超えた企業や行政などの多様なパートナーと連携し、一企業では達成できない事業の実現を目指す。

博報堂「ミライの事業室」、地域物流のスタートアップ「やさいバス」と連携!地域のビジネス創出に挑む 1番目の画像

同社が強みとするクリエイティビティで事業創造をサポートし、地域経済を活性化する新規ビジネスの創出を図る。

地域の農家の農産物をその日のうちに届ける「やさいバス」

やさいバス株式会社は、地域の生産者と利用者をつなぐ共同配送物流システム「やさいバス」を運営する静岡県のソーシャルベンチャー。

地域の農家が出荷した農産物を「やさいバス」という冷蔵トラックで運び、地域を巡回して、レストランやスーパー等の地域の需要者にその日のうちに届ける。この仕組みによって、生産者と利用者双方に利益をもたらし、地域経済の活性化につながっている。

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やさいバスが実現したこの物流システムは、MaaS(Mobility as a Service)とEコマースが融合した地域内経済圏のプラットフォームであり、サービス開始から順調に利用者数が増加し、現在は静岡以外にも長野、神奈川、茨城などでも展開がスタート。今後は全国各地への展開も見込んでいる。

今回の資本業務提携によって、両社は共同でやさいバスを起点としたチーム企業型の新規事業開発に取り組む。

具体的には、地域ごとに企業や行政などの多様なステークホルダーに呼びかけて、企業や行政が有する資産やサービス、商品などをやさいバスのプラットフォームに組み合わせていくことで、地域経済のエコシステムの構築を目指していく。

ミライの事業室


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