HOMEビジネス コオロギを原料に使った「コオロギビール」が誕生、クリーミーな口当たりに重厚感ある味わい

コオロギを原料に使った「コオロギビール」が誕生、クリーミーな口当たりに重厚感ある味わい

長澤まき

2020/02/23(最終更新日:2020/02/23)


このエントリーをはてなブックマークに追加

昆虫食の魅力を探究するANTCICADAと岩手県遠野市の遠野醸造は、コオロギを原材料に使用したクラフトビール「コオロギビール/Cricket Dark Ale」を共同開発した。

3月15日(日)~18日(水)に、渋谷パルコ「COMINGSOON」にて限定販売する。

コオロギを原料に使った「コオロギビール」が誕生、クリーミーな口当たりに重厚感ある味わい 1番目の画像

丁寧に焙煎し、香りと旨味を引き出す

同商品は、こだわりの国産コオロギを使って製造したビール(ダークエール)。

丁寧に焙煎したフタホシコオロギとローストモルトを麦汁に加え、コオロギの香りとうま味を存分に引き出した。

原料のコオロギは、福島県にあるファームにて、室温・湿度管理を徹底した環境下で育てられており、収穫後も丁寧な洗浄と熱処理を加えているので、安心安全に食べられるそうだ。

コオロギを原料に使った「コオロギビール」が誕生、クリーミーな口当たりに重厚感ある味わい 2番目の画像

口に含むと苦みとコク、キャラメルの香り

クリーミーな口当たりに、重厚感のあるコオロギの味わい。

コーヒー・カカオ・カモミールのような香りが先行し、口に含むと苦みとコク、キャラメルの香り。うま味の余韻が長く続くという。

ビターチョコやコーヒーナッツ、ドライフルーツ等とよく合い、特にメキシコの燻製唐辛子「チポトレ」を使った料理との相性は抜群だそうだ。

コオロギを原料に使った「コオロギビール」が誕生、クリーミーな口当たりに重厚感ある味わい 3番目の画像

食材としての昆虫の魅力を世界へ

昆虫は近年、栄養価が高く環境負荷が低い持続可能性の高い食材として世界的に注目されている。

ANTCICADAはこれまで、食材としての虫の魅力を伝えるべく、コオロギラーメンや虫を使ったコース料理の提供・商品開発を実施。

今回、さらに多くの人に昆虫を身近に楽しめる機会を届けたいという思いから、以前から原材料としての昆虫の可能性に注目していた遠野醸造と意気投合し、同商品を共同開発したそうだ。

また、ビール粕を餌にしたコオロギを使用した循環型ビールの開発にも取り組んでいるという。

コオロギを原料に使った「コオロギビール」が誕生、クリーミーな口当たりに重厚感ある味わい 4番目の画像

コオロギビールは渋谷パルコにて初お披露目後、遠野醸造 TAPROOM(3月15日(日)提供開始予定)・ANTCICADAイベントにて提供。

改良を重ね、全国、そして世界に向けて同商品を届けていくとしている。

【コオロギビール POP-UP STAND by ANTCICADA】
・会期:2020年3月15日(日)~3月18日(水)10時~23時
・入場無料
・場所:COMINGSOON(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ1階)


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード