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企業通貨という新しい報酬制度が定着率を高める?

川田千尋

2020/02/08(最終更新日:2020/02/08)


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株式会社ステラパートナーは2月、サービス業に従事する20代~30代の男女を対象に、「仕事と会社に関する調査」を実施した。

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従業員が会社に求めるもの

今や終身雇用は完全に過去のものとなった。今回の調査でも転職を考えたことがあるという人は8割を超え、誰でも一度や二度は転職を考えるのが当たり前の時代になっている。

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こうなると雇う側の企業としては何としてでも定着率を上げたいところだ。「会社に改善してほしいこと」の調査では「社内でマイノリティーな業務をする社員への評価制度を確立してほしい」という声や「働きに応じた昇給」「評価基準の透明性」を求める声が上がっている。

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企業通貨という新しい福利厚生

株式会社ステラパートナーが運営する「Café Point Service」は企業通貨を活用した新しい人事施策だ。

従来の評価制度では大きく収益を上げるなど目立った結果を出した人には賞与の増額や昇給などが行われることが多いが、ワークライフバランスや人材の多様化した現代社会ではチャレンジや主体性など、結果だけでは計れないプロセスも評価していく施策が必要だ。

しかし、現金での報酬では支給タイミングなど様々な制約を受けてしまう。

そこでもっと柔軟な報酬として、電子マネーや50万種類以上の商品と交換できる企業通貨を報酬として与えるという。期間内の成果だけでなく日々の小さな頑張りをその都度評価されるので、社員のモチベーションも上がり、より実情に合った透明性の高い評価制度となるだろう。

新たな人事施策を考えている人は一度検討してみても良いかもしれない。


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