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フロンテッジ、SNS時代の独自ソリューション「Motivated Content Design」を開始

さえきそうすけ

2020/01/28(最終更新日:2020/01/28)


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ソニーと電通が出資する広告会社の株式会社フロンテッジは1月23日、SNSやマスメディアなど様々なコミュニケーション手法を組み合わせる独自サービス「Motivated Content Design(モチベーテッドコンテンツデザイン)」を発表した。

直近の実績としては、2020年元日に展開した西武そごうの広告『「わたしは、私。」2020 ー炎鵬の逆転劇- 』が話題となったソリューションサービスだ。

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生活者の瞬間的な欲求を捉える

かつてない速さで変化するデジタル環境や生活者に対応すべく、デジタル市場戦略はもちろん、テレビなどマスメディアを含めた統合コミュニケーションの現場は常に変質している。

今回の「Motivated Content Design」は、同社が積み重ねてきたモチベーションデザインの資産を体系化したものだという。生活者の瞬間的な欲求を捉え、彼らとブランドと存在価値を起点にした活動を設計する。

企業から一方通行の押し付けから内的衝動へ

バズ施策、バイラルムービー、分散型コンテンツマーケティングなど過度に拡散を狙った広告を制作し、SNSに流通させ、マスメディアでブランドを刷り込んでいく手法があふれている。

しかし、同社は生活者は企業都合の情報に踊らされないよう警戒しているとみており、今求められているのは、企業から一方通行の押し付け広告ではなく、生活者と企業のつながりを内側から誘発するコンテンツであると考えている。

キーワードは3つのP

新しいサービスは、現代のデジタル環境や生活者の要素を分類した3P(スリーピー)で構成される。

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Purpose (パーパス)

「パーパス」とは、サステナブル(持続可能性)やSDGsをはじめとした社会が成し遂げたい目標であり企業の存在意義のこと。同社はにぎやかしのバズではなく、ブランドパーパスから逆上がりした誠実で透明度の高いコンテンツを開発するとしている。

Participation (パーティシペーション)

Twitterなどのデジタル空間では、生活者が偶発的に発見した現象、ハッシュタグでつながりあう大喜利など、フォロワーを巻き込んだうねりが自然発生し、集団や運動体を形成している。同社は、違和感なく生活者がブランドを助け、活動を盛り上げ、伴走していく参加型コンテンツを開発するという。

Pulse (パルス)

スマートフォンの普及と成熟に伴い、生活者の情報判断能力や記憶力、忍耐力は限界まで到達しようとしているという。24時間で消えるストーリーズやパルス型消費など機会を捉えたアプローチが欠かせない。同社は瞬間的な欲求に呼応して広がるコンテンツを開発するそうだ。

これらの3Pを基にした統合コミュニケーションで、広告効果を最大化させていくと意気込んでいる。


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