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つくば市がイノベーションハブ米CICとMOU締結 スタートアップの相互支援と交流を促す

M.K.

2020/01/28(最終更新日:2020/01/28)


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茨城県つくば市はこのほど、世界最大級のイノベーションハブである米国のケンブリッジイノベーションセンター(Cambridge Innovation Center:CIC)と、スタートアップの相互支援に関するMOU(Memorandum Of Understanding:日本語訳 了解覚書)を締結した。

締結は昨年11月18日付。同市経済部スタートアップ推進室市民部国際交流室によると、1月現在、実際の運用に向けて事務協議を進めているという。

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つくば市とCIC所有コワーキングスペースの相互利用が実現

CICは、1999年に設立された世界最大級のスタートアップ集積拠点の運営会社だ。

現在はアメリカとヨーロッパの7都市で起業家コミュニティを形成し、1800社以上の企業が入居している。過去の入居者にはAndroid共同創始者リッチ・マイナー氏がいる。

今回のMOUにより、つくば地域やケンブリッジ地域でビジネス展開を目指すスタートアップが、つくば市とCICのコワーキングスペースを相互利用できるようになる。

また、市内でCICのノウハウを活かしたスタートアップの交流イベント等を開催する計画だ。 

つくば市としてスタートアップ推進、背景に姉妹都市交流

2018年12月に策定した市スタートアップ戦略では、「スタートアップ推進に向けたパートナーシップの強化」を施策の1つに掲げており、姉妹都市・友好都市との相互交流促進や海外展開支援等に取り組む。

つくば市と米国ケンブリッジ市が姉妹都市であり、ケンブリッジで設立されたCICとはつながりが深かったことが背景にある。

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つくば市によると、日本の自治体でCICとスタートアップに関してMOUを締結した事例は初めてという。


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