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グローバル人材に必要なのは“機微力”?東京大院監修「機微力検定」のインターネット受検とは

鈴木京

2020/01/24(最終更新日:2020/01/24)


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外国籍人材への採用・定着・育成支援事業を行う株式会社KIBIは1月20日、グローバル社会における異文化理解や多文化共生の促進を目的とした「機微力検定」のインターネット受検をスタートすると発表した。検定は日本語、英語に対応する。

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Adobe Stock

東京大学大学院が監修、2013年から実証実験

同社では、多様化する社会で活躍する人材=機微力の高い人材と捉え、東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」(IHS)監修のもと、2013年から研究・実証実験を重ねてきた。

そして「人の気持ちの些細な変化を察する能力」をスコア化した能力測定テストとして誕生したのが「機微力検定」。グローバル人材にとって重要になってくる「グローバル人材力」「異文化理解力」「多文化共生力」を網羅した問題設計で、総合的に機微力を測定することができるという。

機微力検定×ピープルアナリティクス

これまで人事領域における判断は、人事担当者の主観的な「勘」や「経験」などに依存することが多く、不確かな要素に左右されがちだった。

「機微力検定」では、企業に蓄積された“人”に関する様々なデータと、機微力検定の結果を重ね合わせて分析することで、今まで見えづらかった能力を定量的に可視化。社員のスキルや能力をきちんと把握し、パフォーマンスを最大限発揮できる環境づくりに役立てられそうだ。

検定結果を読み解ける“帳票の読み方”も併せて納品

「機微力検定」は、「グローバル人事施策への反映」「多国籍チームビルディングへの   KIBI理論・機微力導入」「採用選考スクリーニングとしての全社導入」「マネジメント層・リーダー層へのKIBI理論および機微力醸成研修」など、多様なテーマへの活用が見込まれる。

また、検定結果の帳票と一緒に“帳票の読み方”も納品されるので、これをもとに独自に分析を行うこともできる。今夏には、公式問題集がアプリで公開される予定だ。

なかなか人目に触れにくい才能である「機微」を察する能力を可視化する画期的な試み。一度受検してみてもよいかもしれない。

機微力検定


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